山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

富士山

宝永大噴火と宝永山

昨日は江戸時代の宝永年間についてみてきました. 宝永年間中で最も大きな出来事は富士山の噴火でした.宝永4年11月23日(1707年12月16日新暦)の出来事です.噴火は12月8日(12月31日新暦)までの約2週間続きます. 実は噴火の49日前の10月4日(10月28日新暦)にM…

宝永(ほうえい)年間 地震,噴火の時代 ひょっとして「今」と似ている?

忠臣蔵の元禄を紹介しました.元禄の次の宝永は興味深いので紹介します.この頃は地震や噴火など災害が多発しました.前の元禄の平和がうそだったように,急に雲行きが怪しくなりました.1703年11月22日の元禄地震を受けて宝永と改元しました.それでも,大…

富士山のまとめ

富士山についていろいろお話ししました.記事をまとめて見やすい様に整理しておきます. 4月17日の「富士山の標高は3776mではなく,3778mだった」のお話しと,7月8日を始めに全7回の連載「富士登山:吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ」があります.

吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ【7】富士登山途中の楽しみ

富士登山の連載もこれが最終回.安全に楽しく登ることを第一としてお話ししてきました.今日は途中で詳しくお話しできなかった,富士登山途中の楽しみかたについてお話しします. 御来光やお鉢巡りはもちろん最大の楽しみですが,登っている時,下っている時…

吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ【6】森林地帯から5合目まで

厳しかった下山道も森林地帯まで下りてくれば楽になります.空気もかなり濃くなって呼吸も楽になります.気温も頂上付近に比べ高いので服でジャケットなど脱いだりして汗をかかないようにします. 登りは空気の希薄化があるのでゆっくり登って体を順応させる…

富士登山:吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ【5】下山道

いよいよ富士登山の話も後半の下山になります.14時頃のバスで帰るなら下山開始は遅くとも午前9時,通常8時前に出発です.5合目到着がギリギリだと気持ち的に辛いです.バスに乗る前にリフレッシュしておけば車中で熟睡できます. 下山時の注意 ルート 下山…

富士登山:吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ【4】山頂とお鉢巡り

前回は念願の富士山御来光を仰ぐところまででした.日の出とともに辺りの景色がハッキリ見える様になり雰囲気がガラリと変わります.今までの疲れも消え去り,達成感と登ることから解放された自由感に満たされます. この一瞬を味わうためにも是非晴天の登山…

富士登山:吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ【3】山頂山頂へ

前回は5合目から6合目である富士山安全指導センターまでのお話しをしました.今日はいよいよ山頂を目指します. 詳しい案内は多くのガイドブックに出ていますので,あまり語られていない,行動中の気持ちや考え方に焦点をあてます. 富士山安全指導センター…

富士登山:吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ【2】登山開始

前回は富士登山に必要な持ち物と考え方についてお話ししました.今回は行程についてお話しします.その前に大切なことを話します.大袈裟に聞こえるかも知れませんが,登山で無理は絶対に禁物です.無理しても楽しいことはありませんし,命を危険にさらしま…

富士登山:吉田口5合目から登り,御来光を山頂で仰ぐ【1】持ち物

富士登山が30回を超えました.そのうちの9割以上が山開き中に富士山吉田口5合目を夕方出発し,翌日15時に5合目に戻り,新宿までバスで帰る方法です. いつも同じ時期の同じ時刻に登るので何度も何度も同じ体験を繰り返します.今ではチョットハードな散歩と…

富士山の標高は3776mですが,昔は3778メートルだった

[caption id="attachment_382" align="alignnone" width="300"] 富士山[/caption] 昨日のブログで,太宰治の富嶽百景中「富士には月見草がよく似合う」は名句ですが,三七七八米の富士の山とあるので疑問に思い調べてみました.私の記憶では3776mです.