山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

衰えて来た記憶力を鍛え直すには花を調べて覚えるのが良いのでは?

花

無限に思える花の種類をいっぺんに学ぼうとすると気が遠くなります.でも,一つ一つ機会がある度に意識して覚えればだんだんと守備範囲が広くなっていくのではと思います.

昨年あたりから記憶力を鍛え直す意味でなるべく多くのことを意識的に覚えるようにしています.興味が増し,記憶の量と範囲が広がれば要素の関連性を見つけやすくなるので,記憶がしやすくなっていきます.そして衰えて来た記憶力も鍛え直せるのではと思いました.

花に着目

以前散歩するときは,なるべく多くのことを覚える様にしていくのも一つの楽しみになるとお話ししました.そして,目にするものをなるべく多く観察して記憶する様に意識を向けると物の見え方が変わるとお伝えしたと思います.

季節が変わって行くにしたがって日々の変化を観察することができます.その中で最も観察し記憶しやすいのが花であることに気が付き,意識的に写真も撮り溜めました.その際に見知らぬ花があると「みんなの花図鑑」がすごく便利と紹介しました.

なぜ花かと言うと,花は動きません.そして色,形,香りなどにインパクトがあります.また,咲き具合が変わります.これが鳥などの動物だと同じ場所にいないことが多いのです.鳥などは個体を識別するほどの観察力はありません.

花だと容易に写真に残せます.これが利点です.記録を画像で残すことができるという事です.そして,細部の複雑な立体構造や香りなどの感覚的な部分は自分の記憶力の試練に最適です.

散歩しながら道端の雑草の小さな花に着目したり,通りすがりの家の花壇もそれとなくのぞかせて頂きます.時々,珍しい花を見つけることもあるし,周辺数キロ四方で最も立派な花が咲いているな,などと勝手に評価しながら歩いています.

また,公園の花壇だと総入れ替えされてしまう事もありますので,落ちかかった花は最後の姿を記憶にとどめておきます.つぼみから落ちてなくなるまで経過を見ることになります.それらは全て意識的に記憶しておきます.

家に帰ってから撮影した写真で花名や特性を調べたり属種や由来を調べるのも楽しみになります.写真の花は当然全て覚えていますが,何週間もすると忘れていた記憶が蘇ります.来年同じ花が咲けば前年の記憶も蘇ることでしょう.

このようなことを数か月続けてきました.これが鳥や犬や猫や人だと同じところにはいてくれません.渡り鳥なら同種のものが同じ頃同じ池に戻ってくるでしょうけれど...

今では2-3日に一つくらいのペースで新しい花の名前が増えて行くので大分知識も増えました.写真のストックも増えてきました.数年続ければ月ごとの花アルバムができそうです.近所数キロ範囲内の花については町一番詳しくなったかも知れません.

また,撮影の要領も良くなってきました.毎日見直すので,もう少し大きく写しておけばとか,角度を変えて写しておけばとか反省するので,だんだんうまくなってきました.

自分の週花をきめる

そこで,もう少し系統的に進めてみようと思いました.まず週末に着目する花を決めておきます.花は地域や日当たりなどの生育環境によって咲く時期が異なります.

でも,自分の散歩範囲に限れば,たとえば今週はオオムラサキツツジが満開だとかバラが咲き始めたとか週毎に注目すべき花の移り変わりを確認することができます.

そして選んだ花を集中的に調査・研究します.これを3年も続ければ知見がかなり広く深くなると思います.そこで,自分の週花を決めて記録するために週番号と週花を関連付けようと思い立ちました.

例えば5月13日は19週目はシランの週だった.そして,来週の20週目はバラの週とし,バラについて着目するという具合に.そうすると一年間に52種類の花に着目して調査研究ができるという事です.

ところが,週番号を調べて見るとそう単純ではないことがわかりました.話が長くなるので,週花を決めて調査研究を週ごとに集中して続けいくというところまでとし,週番号の話は明日にします.

今日はこれまで.ではまた.