山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

低負荷運動を無意識に行う習慣を身に付けましょう(2)習慣のつくり方

低負荷運動 低負荷運動には身体的,精神的ストレスを解消する効果があります.運動を習慣化して頻度と適切な量を行うようにすると効果が出てきます.では,低負荷運動を習慣化して自分のものとするにはどのようにすれば良いでしょうか.

ネットを探せば様々な運動方法やルーチンが出てきます.あれもいい,これもいいと思ってやってみても色々やり過ぎて結局身につかなかったり, 忘れてしまい,また検索するという事の繰り返しになりがちです.

最も大切な事

どの運動をどのようにやるという事より,「毎日忘れずに続けられる習慣」をつくることが大切です.もし習慣化さえできてしまえば,運動の内容や分量は後で自由に変えていけるのです.まずは毎日決まった時に決まった回数行うという枠組みをつくることが一番大切なのです.

例えば歯磨きを考えて見ましょう.歯磨きのやり方を忘れてしまったので磨けなかったという事はありませんね.それは子供の頃からの習慣で朝夕特定の時間に全ての歯をブラシで磨くという習慣ができているからです.そして磨いているときは別のことを考えたりして,半分無意識に磨いています.もし,磨くのを忘れると気持ち悪い感じが残りますのでよほどのことが無い限り磨いていると思います.

低負荷運動を毎日の動作と関連づける

低負荷運動も歯磨きと同じ位当たり前の様にやれば良いのです.つまり,何かの動作---(例えば,夜寝ようとする前にトイレに行って歯を磨くなど)---に低負荷運動を組み合わせれば良いのです.人は一日の中で様々な行動をします.朝,目が覚めて布団から出て,顔を洗い,歯を磨き,トイレに行き,服を着替え,食事をし,....細かく見ていけば一日に数百回以上の動作を毎日繰り返しています.

数百回の繰り返し動作の中で最も運動を必要としている動作の前や後に関連付けて低負荷運動をすると決めれば良いのです.運動の内容はあらかじめ決めておきます.量も決めておきます.それだけです.それを顔を洗うようにあるいは歯を磨くように無意識にできる様にすれば良いのです.

一日の中で決まった動作がどの位あって,その時にどのような運動ができそうか気をつけながら一日を過ごしてみてください.その瞬間に運動を始めればいいのです.

次回は運動の内容の決め方,量の決め方を説明します. 今日はこれまで.ではまた.