山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

7月1日は童謡の日 児童雑誌 赤い鳥 創刊100年 (1918年7月1日)

7月になりました.関東地方では昨日29日に梅雨明け宣言されました.本格的な夏の到来です.

さて,7月1日は大正7年(1918年)7月1日に発刊された雑誌「赤い鳥」にちなんで童謡の日と制定されました.2018年は創刊年1918年からちょうど100年目になります.

なぜ,雑誌が童謡と関係あるのかというと,この雑誌を通して,真に子どものための童話,童謡をつくって行こうとする文化人の創作活動が刺激されたからです.

これは政府主導の堅苦しい説話や唱歌で国民を教育していこうという考え方に対抗して生まれたと言えます.

編集主幹の鈴木三重吉をはじめ,芥川龍之介有島武郎小川未明らの小説家が児童文学をつくり,北原白秋西条八十,野口雨情らの詩に対して山田耕筰などが作曲するなど,今でもよく知られる創作家がそろっています.その後,菊池寛西條八十谷崎潤一郎三木露風らが寄稿しています.

赤い鳥 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E9%B3%A5

主な童謡曲 かなりや(大正7) 西条八十作詞・成田為三作曲 赤とんぼ(大正10) 三木露風作詞・山田耕筰作曲 ゆりかごのうた(大正10) 北原白秋作詞・草川信作曲 七つの子(大正12) 野口雨情作詞・本居長世作曲 からたちの花(大正13) 北原白秋作詞・山田耕筰作曲

https://www.youtube.com/watch?v=xQYIZ4t_6pY 童謡 かなりや

https://www.youtube.com/watch?v=XlG6ZTAowE8 からたちの花 安田祥子 (歌詞付き) 唱歌

最近,芥川龍之介有島武郎の作品を散歩中に音声で聴いていますが,夕暮れ過ぎだと感じが出ていてなかなか面白いです.

今日はこれまで.ではまた.