山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

第26週の花 クチナシ

くちなし

「くちなしの花の 花のかおりが...」と歌にまであるくらい香りの良い花です.散歩していると目で見つけるより香りの方が先に気が付くくらい遠くまで良い香りを周囲に漂わせています.

この花はジンチョウゲキンモクセイと合わせて三大香木と呼ばれています.春のジンチョウゲ,夏のクチナシ,そして秋のキンモクセイとそれぞれの季節の香りをもたらす花の一つです.

クチナシは甘くてすがすがしい香りのする白い花を咲かせます.秋になると橙色の実がなりますが,熟しても口が開かないのでクチナシと言う名前になったという説があります.

花言葉は,幸せを運ぶ,優雅,洗練,清潔で香りそのものもそういう雰囲気です.散歩で出会うのがとても楽しみです.

クチナシ(梔子)のデータ

属:クチナシ属 Gardenia 種 : クチナシ G. jasminoides 学名:Gardenia jasminoides 英名:common gardenia

原産地:日本, 中国, 台湾, インドシナ, ヒマラヤ 開花:6月-7月

乾燥したクチナシの果実は,山梔子(さんしし)と称され日本薬局方に収録された生薬.煎じて黄疸などに用いられます.

今日はこれまで.ではまた.