山河海空

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9月は長月(ながつき,ながづき), 旧暦と和風月名について

旧暦9月を長月と呼んでいました.今年の旧暦の長月は新暦では2018年10月9日から11月7日までとなります.11月だと秋も深まって寒い日もあると思います.

現在では新暦の8月を長月と呼んでいます.まだ暑いし,やっと秋の入口に入りました.毎週のように台風が訪れます.

長月の「長」は何が長いと言うかというと,諸説ありますが,「夜長月」すなわち,夜の長くなる月からそう呼ばれるようになったと考えられています.

https://www.youtube.com/watch?v=wtUNRjF7nQA ちいさい秋みつけた

https://www.youtube.com/watch?v=lLoSvWK9aJ8 赤とんぼ  由紀さおり 安田祥子 歌詞付き 童謡

参考

約150年前まで使われていた旧暦と呼ばれる太陰太陽暦(天保暦1844-1872)では現代のように各月を数字で呼ばずに名前をつけて呼んでいました.これを「和風月名」と言います.

昔の人は生活を季節に合わせて過ごしていました.和風月名の他にも季節や行事に合わせて月を呼ぶ習慣がありました.これらを別名とか異名と呼んでいます.

以下,様々な呼び方を見ていきましょう.新暦と旧暦は1-2カ月の差がありますので,季節感がずれています.

ちなみに新暦とは現在使用している太陽暦であるグレゴリオ暦(Calendarium Gregorianum, Gregorian calendar),旧暦とは太陰太陽暦(天保暦1844-1872)を指します.

9月の他の呼び方

建戌月 けんじゅつげつ 晩秋 ばんしゅう 色取月 いろどりづき 彩る月 いろどるつき 小田刈月 おだかりづき 菊月 きくづき 菊の秋 きくのあき 菊間月 きくまづき 菊見月 きくみづき 梢の秋 きずえのあき 青女月 せいじょづき 竹酔月 ちくすいづき 寝覚月 ねざめづき 紅葉月 もみじづき 祝月 いわいづき 詠月 えいげつ 季秋 きしゅう 季商 きしょう 季白 きはく 朽月 きゅうげつ 窮秋 きゅうしゅう 九秋 きゅうしゅう 勁秋 けいしゅう 玄月 げんげつ 高秋 こうしゅう 歳晏 さいあん 残秋 ざんしゅう 終玄 しゅうげん 授衣 じゅえ 粛霜 しゅくそう 凄辰 せいしん 霜辰 そうしん 天雎 てんき 剥月 はくげつ 杪秋 びょうしょう 杪商 びょうしょう 無射 ぶえき 暮秋 ぼしゅう 暮商 ぼしょう 末秋 まつしゅう 末垂 まつすい

(昔の人々の月の呼び方への愛着を感じて頂くだけで十分です)

昔の呼び方をそのまま現代の暦に置き換えると,実際の季節感より数週間早いので残念ですね.つまり,旧暦は1-2ヵ月遅れていると考えると良いでしょう.

和風月名一覧

1月 睦月(むつき):正月に親類一同が集まり睦び合う月

2月 如月(きさらぎ):衣更着(きさらぎ)の意味で,寒いので衣を重ね着する月

3月 弥生(やよい):木草弥生(いやお)い茂る月

4月 卯月(うづき):卯の花の月

5月 皐月(さつき):早月(さつき)の意味で,早苗(さなえ)を植える月

6月 水無月(みなづき,みなつき):水の月の意味で,田に水を引く月

7月 文月(ふみづき,ふづき):穂含月(ほふみづき)の意味で,稲の穂が実る月

8月 葉月(はづき,はつき):木々の葉が落ちる月

9月 長月:(ながつき,ながづき):夜の長い月

10月 神無月(かんなづき):神の月の意味で神に新穀をささげる,あるいは神が出雲大社に集まる月

11月 霜月(しもつき):霜の降る月

12月 師走(しわす):師匠も走るほど忙しい月

今日はこれまで.ではまた.