山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

1882年6月5日 嘉納治五郎が下谷永昌寺に柔道場開設

136年前の今日6月5日は嘉納治五郎が柔道の道場を開いた日です. 1882年(明治15年),下谷稲荷町16(現・台東区東上野5丁目)の永昌寺にあった12畳の居間と7畳の書院を道場としました.

嘉納治五郎は古くから伝わる柔術やを理論的に解明し,近代的に改変して柔道を創設しました.また,囲碁,将棋などにある段位制を柔道に取り入れました.

その後,東洋初のIOC(国際オリンピック委員会)委員になり,日本初参加のストックホルムオリンピックに日本チームの団長となるなど,日本のスポーツ,教育に貢献しました.

実は私は中学生の頃から20年以上柔道を練習し,一時は道場で教えていたこともあります.最初の15年位は,時間があれば,ほぼ柔道ばかりしていました.期末試験だろうと,入試だろうと,就職だろうと関係なく練習していましたので,生活の一部になっていました.

過去を振り返れば他のスポーツも始めると,だいたい20年位続けています.10年を越える頃から意識せずに気づくとやっています.正味10分でも時間があれば海外旅行帰りでも,成田空港から直行してスポーツクラブに立ち寄っていました.出張先にもラケットを持っていきました.

スポーツを続けるコツは,スポーツと考えず,息をするように,ヤルやらないなど考えずに,ひたすら続ける事だと思います.仕事も趣味も同様です.息をするように続けることです.効率などは後から考えれば良いと思います.まず,習うより慣れることです.

今続けているのは,たぶんウォーキングでしょうか.あまり意識せず歩いています.半日くらいなら無意識に歩けます.時間がある時は電車はなるべく使わない様にしています.

嘉納治五郎は若いころ,天神真楊流柔術の福田八之助に入門し,投げられ時,先生に訊きました.「これはどうやって投げるのですか」と.先生の答えは,

「数さえこなせば解るようになる」

でした.現代ではスポーツですら,理屈だけが先に進み過ぎているきらいがあります.習得するのに数をこなすというのは真理だと思います.

嘉納治五郎 https://www.youtube.com/watch?v=FoFwE8pX2js

嘉納治五郎(1860-1938) 誕生:1860年12月10日(万延元年10月28日) 生誕地:天領摂津国菟原郡御影村(現・兵庫県神戸市御影) 死没:1938年5月4日(77歳没)太平洋上(エジプトでのIOC総会からの帰途の氷川丸船中) 別名:甲南,進乎斎,帰一斎(号),伸之助(幼名)

墓地:東京都立八柱霊園(千葉県松戸市) 職業:官吏,教育者,柔道家 最終学歴:東京大学文学部 代表作:「青年修養訓」(1910年),「Judo (Jujutsu)」(1937年)

https://www.youtube.com/watch?v=i8WSUNTxmZ0 オリンピック初代柔道家嘉納治五郎」名言10選

https://www.youtube.com/watch?v=ISFmgbEjtA8 JIGORO KANO 嘉納 治五郎 koshiki no kata 古式の形 & ju no kata 柔の形

今日はこれまで.ではまた.