2018年1月31日は全国的に曇りの天気予報で皆既月食は無理だろうと半分あきらめていましたが,なんと東京の私の住む地域では晴れていました.皆既食の始まりから終わりまで,しっかり見えました.
写真を撮影したり,ネットの生中継を観ていたのですが,皆既状態に入ってから公園に皆既月光浴に出かけました.宇宙から降り注ぐ運気を一杯に浴びて今年一年を充実できればと思います.
公園に出て暗い所を歩いてみると,赤い月の右側には冬の大三角,オリオン座,冬の大六角など全部見えていました.当ブログ1月14日に紹介しましたオリオン座とその周りの星座はオリオン座の下側のうさぎ座を除けば全てはっきり見えていました.
期待していなかったのに,皆既月食と冬の星座の主役達が見えたので,感激しました.22時半頃から雲が流れ始めて,多少遮られるようになり,11時過ぎ頃になると雲の量が増えてきました.食の終わり頃は雲の中に月がぼんやりですが,欠けが満月に戻るのが見えました.その後は朧月夜でしたが,大満足な天体ショーでした.
次の皆既月食は
2018年 7月28日 月没帯食.北海道は部分食 2021年 5月26日 西日本は月出帯食.皆既は約14分間 2022年11月 8日 月食と天王星食が同時 2025年 9月 8日 皆既は約1時間24分間 です.
次回と次々回(2018年7月28日と2021年5月26日)は今回ほど条件は良くなさそうです.
冬の大三角,冬の大六角のデータ
冬の大三角とは
ベテルギウス(オリオン座α星),シリウス(おおいぬ座α星),プロキオン(こいぬ座α星)でつくる正三角形ののことです.この三角形内を天の川が通っています.
私はまず,オリオン座を見つけて,ベテルギウス,シリウス,プロキオンの順に追います.ほぼ正三角形なので確認しやすいです.
冬の大六角とは
ベテルギウス(オリオン座)を中心に取り巻く星6つで六角形をつくっています.シリウス(おおいぬ座),プロキオン(こいぬ座),カストルとポルックス(ふたご座),カペラ(ぎょしゃ座),アルデバラン(おうし座),リゲル(オリオン座)で六角形をつくっています.正六角形ではありませんが,明るい星たちなので分ると思います.オリオン座を始めにシリウス,プロキオン,ふたご座の2星で確認すれば,カペラを見つけて六角形の完成です.冬のダイヤモンドとも呼ばれています.今の季節だと天頂付近の広いエリアなので,順に眺めていると首が痛くなります.
今日はこれまで.ではまた.