新木場に行ってきました.チョット気になったので,この町について調べてみました.新木場駅(しんきばえき)は東京都江東区にあります.ここは東京で南側の海に近い所にあります.以前は海の中でしたが,夢の島という名前の埋め立て地ができ,そこにできた駅です.本来の木場は約3㎞ほど北に位置しています.同じく江東区にあります.
新木場駅と木場という名前の由来
木場とは名前からわかるように貯木場のことです.東京湾に面する隅田川の河口にあり,江戸時代の初期から町の建設資材の集積場として発展しました.江戸時代に江戸の町には大火災が発生し,そのたび各地から大量の木材が海際の貯木場に運び込まれました.
木材は水に浮かぶため,そのまま海路を輸送したり,川を上り下りすることができます.当時の江戸は水路が発達していましたので,木場の様な集積地から使用場所まで水路をつかってそのまま運ぶことができました.
最もこの頃の海岸線はもっともっと北側の奥まったところにあり,今の江東区の大部分は海の中でした.昭和の時代まで今の木場駅の北側にある木場公園周辺に材木業関連の倉庫や貯木場が集まっていましたが,新木場の方へ移りました.
現在の新木場駅周辺
私は日比谷から有楽町線にのり新木場駅に着きました.新木場駅が有楽町線の終点です.駅の改札口付近には木場らしい大きな木製のオブジェがあります.ちなみに反対側の終点駅は埼玉県和光市の和光市駅です.その先は東武東上線に接続し,森林公園駅に至ります.
駅の北側は都立夢の島公園があります.その公園の中を明治通りが突き抜けています.夢の島公園の中には夢の島熱帯植物館,都立第五福竜丸展示館,バーベキュー広場,その他各種球技場などが広大な敷地内にあります.
東京に何十年も住んでいてこんなところがあるとは知りませんでした.今度時間がある時にサイクリングでまた来ようと思います.位置的には荒川を挟んで都立葛西臨海公園の反対側,都心側になります.
http://www.yumenoshima.jp/index.html
そして,新木場駅の南側は昭和の終わりごろから移転してきた材木業関連の倉庫や貯木場があります.さらに運送業の倉庫や中継基地が多々あります.大手の宅配便会社もここに集まっています.従いまして,大型トラックの比率が大きいです.
南側に出て駅前の通りをまっすぐ行くとすぐに橋があり運河を渡ります.すると,左側にSTUDIO COASTという倉庫を利用したスタジオがありました.最初の角を曲がると月島もんじゃ 屋形船というのあり,なるほどここにあったのかと感心しました.
https://www.studio-coast.com/gallery
月島もんじゃ屋形船 江戸前汽船
駅を南側にでてすぐ線路のガード沿いに左に数分歩いていくと,木材・合板博物館が道の右側にありました.時間が無かったので立ち寄りませんでしたが,次回自転車で来たときは,立ち寄ってみようと思います. 日本において合板が製造され100年目にあたる2007年10月、木材と縁の深い新木場に開館したとのことです.入館無料なので機会があったらいかれてはいかがでしょうか?
新木場の感想
この駅はそもそも夢の島という埋め立て地にできたので,今まで興味がありませんでした.最近できた東京ゲートブリッジもこの島の東側の道を南へ進み,若洲を抜けたところにあり,いつかは行きたいと思っていました,今回の夢の島訪問で,気持ちが決まり,改めて訪れてみようと思いました.
今回は時間が無いのと,歩いて回るには水路ばかりで不便なところなので,次回は目的を決めて自転車で訪れるつもりです.東京の中に新たに発見が出来てチョット得した気持ちです.
用あって新木場に行ってきたのでこの町について調べてみたのまとめ
木場とは名前からわかるように貯木場のこと
その他周辺にはSTUDIO COAST,月島もんじゃ屋形船 ,木材・合板博物館などがある
では,今日はこれまで.