山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

低反発ウレタン耳栓のサンプルを2カ月間試してみてわかったこと

耳栓

低反発ウレタン耳栓のサンプルを買ってからほぼ毎日使用してきました.使い方に習熟してくると,当初の頃とは違う使い方になってきていますので,状況を報告します.

当初は使い勝手と装着感,そして遮音性のベストの物を自分の耳に合わせて選定するつもりでした.ところが毎日使ってみると,TPOに合わせて使い分けるべきだということに気がつきました.

使い勝手について

低反発ウレタンにも,つぶした後にすぐにサイズが戻るものと,ジワジワと戻るものがあります.私は指でマッチ棒の先端の太さにするつもりで丹念に丸めますので,装着時にジワジワと復帰する方がやりやすいです.

装着してから数十秒しないと遮音しませんが,慣れると確実に装着できます.直ぐにサイズが戻るものだと,即遮断性は良いのですが,時々失敗して耳から滑り落ちて来ます.

装着感について

サンプルには何種類かのサイズがあります.自分の耳の穴に合うものが良いのですが,遮音性がそれ程必要でない場合は,やや緩めの方が長く装着しても気になりません.

騒音はある程度の閾値以下であれば,集中することで気にならなくなるので,必ずしも完全遮音する必要が無いことに気がつきました.

例えば,徹夜明けで朝の騒々しくなる時間帯に起こされない様にするときは緩めの耳栓の方がよく眠れます.

遮音性について

環境にもよりますが,遮音性は高いほど良いかというとそうではなく,遮音性が高すぎると電話の呼び出し音やドアベルなどが聞こえなくなります.そして,自分の体内から響いてくる音が気になりますから,完全遮音は考えなくて良いと思います.むしろ装着時の圧迫感が出てきたりしてせっかく遮音しても違和感が気になります.

当初は遮音性が低いものを捨ててしまおうかと思いましたが,騒々しい所で人と話す必要がある場合など,使用環境によっては役に立ちます.

お勧め

TPOに合わせて使い分けるというのが今のところの結論で,だいたい以下の3つを好んで使っています.

1. 低反発でジワジワ戻り,やや圧迫感あり(少し大きめ),遮音性高: かなりの騒音環境で,本当に集中したいとき使います.

2. 低反発でジワジワ戻り,装着性良好(普通),遮音性低: 通常使用する時に使います.

3. 低反発でジワジワ戻り,装着性良好(小さめ),遮音性低: 朝の騒音で起こされない様に寝る前に予防用に使用したり,うるさい環境で寝る時,または,ややうるさい環境だけれど,人と話したりする必要がある時に使います.

特定の耳栓が決まらない内は数種類入りのサンプル耳栓が良いと思います.二カ月使っても今のところ劣化はありません.もし,次回購入する場合もサンプルを買うと思います.

サンプル耳栓は現在2社以上から数種類セット入りのものが1,000円以下でありますので,お勧めです.

ちなみに,耳栓をしまう場合は,100円ショップで売っているような,1週間用の薬ケースが便利です.サンプル耳栓を一括して個別に収納できます.

今日はこれまで.ではまた.