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梅の花と桜の花の違い,見分け方は花びらの違いと花の付き方

梅

春の訪れを告げる花として,梅の花と桜の花が代表選手です.知らない人はいないでしょう.でも,梅も桜も種類が豊富で,開花時期が早いものもあれば,遅いものもあります.早咲きの桜だなあ,と思っていたら,実は梅だったということがあります.花をよくよく見ると区別がつけられなくなり,混乱したことがあります.どのように見分けたら良いのでしょうか?

梅の花,桜の花,それぞれのイラストを比べてみると,特徴がよくわかる

添付写真の梅の花,桜の花のイラストを見てください.よく見慣れた梅の花と桜の花のイラストです.このイメージだけで花を判別しているので,外で実際の花を見ると良くわからなくなります.

[caption id="attachment_121" align="alignnone" width="367"]梅の花イラスト 梅の花イラスト[/caption]

[caption id="attachment_122" align="alignnone" width="436"]桜の花イラスト 桜の花イラスト[/caption]

特徴はどこにありますか?色からは判別できません.花びらの数も同じく5つです.違いは花びらの形にあります.それと梅の花の場合はたいてい花芯(おしべとめしべ)を描きますが,桜の花の場合は花芯を描かないことがあります.目立つか目立たないかの問題です.

梅の花,桜の花,それぞれの写真を比べてみると,よく似ている

添付写真の梅の花,桜の花を見てください.違いがわかりますか?上のイラストで違いを確認してから,写真を注意して見くらべると違いを見つけやすいです.咲いている時期だけで判断すると間違えます.実際は品種の違いもあり見分けるのは大変です.この写真をよく観察して違いを注意して覚えておきましょう.

梅

[caption id="attachment_124" align="alignnone" width="442"]桜の花 桜の花[/caption]

更によく見ると,花の付き方が違います.梅の花は枝から直接一つづつ花が付きます.桜の花は花柄が長く枝から少し離れています.さくらんぼうを思い出して頂ければわかりやすいと思います.いくつかのさくらんぼうがつながっています🍒

その他に,花の付き方,幹の違いからも区別ができる

幹の違いもあります.桜の幹は「ああ,あれね」というくらい横縞模様と艶が特徴的です.ただし,桜も古木になるとわかりにくくなります.梅の方はなんと表現すればよいのかわからないので,下の写真をよく観察してください.

[caption id="attachment_125" align="alignnone" width="342"]梅の幹 梅の幹[/caption]

さて,以上で梅の花と桜の花の違いをお話してきました.実は梅も桜も同じバラ科に属します.親戚なんですね.

梅の方は,バラ科 Rosaceae,スモモ亜属 Subgenus Prunusです.プルーン,スモモ,アンズなどが仲間です.

一方,桜の方はバラ科 Rosaceae,サクラ亜属 Subgenus Cerasusです.ソメイヨシノオオシマザクラヤマザクラカンヒザクラ,チョウジザクラなどが仲間です.

梅の花と桜の花の違い,見分け方は花びらの違いと花の付き方のまとめ

  1. 違いは花びらの形にあります

  2. 梅の花は枝から直接一つづつ花が付く.桜の花は花柄が長く枝から少し離れている

  3. それぞれ特徴を注意深く観察して違いを覚えておく

  4. 梅も桜も同じバラ科に属する

今日はこれまで.ではまた.