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「エレメンタリー」と「観察力を磨く 名画読解」

シャーロックホームズを知らない人は少ないと思います.探偵ものの古典ですが,最近は現代的な形に変えて映画やドラマとして登場しています.

現在アマゾンプライムで『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』をシーズン1から5まで公開しているので,数週間かけて全部視聴し,再度1から見直しています.

その理由は,

  1. 観察力と推理は問題を解決するのに大切で,意図的に修練していくことが重要と教えられること.
  2. 英国の発音や表現に慣れないため,ホームズの言うことがほとんど分からないので,耳を慣らしたい.
  3. スマホなどがある現代のニューヨークを舞台に事件を解決していく物語が現代近未来的で興味深い.

などですが,1シーズン25話(5x25=125話)なので,相当量の内容があります.毎回犯人と関係者の名前が変わるので,誰が誰なのか忘れてしまいますので,登場人物の名前には注意するようになりました.

ところで,タイトルの「エレメンタリー」について,なぜ,こういうタイトルなのか不思議に思っていたところ,たまたま(観察力の重要性に触発されて)読んでいた,「観察力を磨く 名画読解」という本に答えが見つかりました.

それは,シャーロックホームズのモデルになった人がジョセフ・ベル博士という人で,ホームズの著者であるアーサー・コナン・ドイルは若い時医学生で,彼から影響を受けていたとのこと.

そして,ベル博士は能動的な観察力のことをエレメンタリー(初歩的)と唱えていたとのことです.

ちなみに電話の発明で有名なアレクサンダー・グラハム・ベルはベル博士の親戚とのこと.

人は脳を自動化して日常を省エネルギーで過ごしています.自動化に慣れすぎると,ものを見なくなり,考えなくなる傾向があり,いざ,問題に直面すると当惑してしまいます.

脳は使わないとドンドン自動化して劣化していきます.自動化した余力分は,訓練しないといけないというのが, 「エレメンタリー」と「観察力を磨く 名画読解」から導かれる結論です.

参考

ジョセフ・ベル

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB

アレクサンダー・グラハム・ベル

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB

シャーロック・ホームズ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA



今日はこれまで.ではまた.