最近,地震アプリが毎日の様に小地震を伝えてきます(全国規模で).いままで,それほどなかったのに頻度が多いので確認してみました.
気象庁のサイトに震度データベース検索というのがあって,使いやすくデータをまとめてくれます.
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php
地域を指定せず,国内で観測された10年間の結果(年別)が以下の通りです.
地域を指定せず,国内で観測された2018年の結果(月別)が以下の通りです.
地域を指定せず,国内で観測された2019年1月の結果(月別)が以下の通りです.
考察
● 年別にみると,2011年10,680回,2016年が6,408回と多いです.これは東日本大震災,熊本地震の余震によるものと考えられます.
● 2013,2014,2015,2017,2018年は2,000回程度となっています.
● 2019年1月は158回で,158 x 12(月) = 1,896回(年換算)となり通常並みだということになります.
結論
以上から,地震回数が多く感じたのは気のせいだったということになります.とりあえず,一安心です.
でも,地震回数が通常並みとは言え,大地震がいつ来るか予測できないので,防震はできなくても,適切な地震対応ができるように備えておくべきだと思います.
最近は公共ウェブサイトの使い勝手がすごく良くなっています.報道が恣意的で煽情的になっている分,自分で統計を容易に確認できる手段ができたので,助かります.
ちなみに,上の考察を全国ではなく,地域で行うと発見があります.気象庁はなかなか良い仕事をしていると思います.
参考
今日はこれまで.ではまた.