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ゆで卵のゆで時間とむき易くなる方法を紹介:8分間が基本です

ゆでたまご

ゆで卵は最も簡単な卵の調理法ですが,多くの方が失敗した経験をお持ちだと思います.まずはゆで時間で失敗.その後,薄皮が張り付いていて剥けずにイライラ,最後にボロボロのゆで卵の完成.誰もが経験することですね.今日は誰でも簡単に上手くできるゆで卵の調理方法をご紹介します.簡単なのでポイントさえ押さえておけば失敗はほとんど無くなります.

ゆで時間は沸騰後に卵を入れて8分間が基本です

卵のゆで具合はガスの火力,鍋の大きさ,水の量,卵の量,卵の大きさなど様々な条件で変わります.条件を変えて一覧表を作ることも可能ですが,なるべく条件をそろえておけば失敗が減ります.

水から投入して何分という方法だと,水の量や火加減で変わってしまいますので,沸騰してから卵を入れる方法をお勧めします.沸騰時は常に100℃ですので,強火でも弱火でも同じ条件になります.ただし,卵を投入した直後にお湯の温度が下がるので,強火から始めます.沸騰し始めたら,火を弱めにして100℃(緩やかな沸騰)を維持しましょう.

お湯の量は卵が8割以上浸かっていれば十分です.私の場合は沸騰までの時間短縮,そしてヒビ割れによる白身の飛び出しを防ぐため,お湯は卵の半分程度でゆでます.この場合,1₋2分後に黄身の位置調整のために概ね半回転させます.蓋をして鍋の中を蒸気で満たします.

半分のお湯の利点は卵を手で一つ一つ丁寧に鍋の底に置くことができる点です.お湯が多いと熱くて,置くことができず,上から落としてしまいます.そうすると側面にヒビが入り,白身が飛び出してきます.お湯が多くて置けない場合はスプーンなどで一つづつ丁寧に鍋の底に置いていくと良いでしょう.

ゆで時間は8分間.ちょうど良い半熟になると思います.この8分間を基準に1-2分間加減することでお好みのゆで卵の完成です.5分間より短いと白身も柔らかく剥くときにつぶれる恐れがありますので,お気を付けください.また,普通より大きい卵,小さい卵の場合も1-2分間の時間の加減をしてください.

8分後,すぐに流水で冷やしながら卵の尖った方を割ります

ゆでた卵を剥く前に流水で冷却します.この時に卵の尖った側を割っておくと,そこから水が入り,スルリと剥けるようになります.割るタイミングですが,まだ卵が熱いうちに割ると水が内部に浸透します.これが剥けやすくなる秘訣です.湯から出した直後では熱くて触れないので,水に入れて5-10秒位後から順番に取り出して手際よく割っていきます.

コロンブスの卵の逸話の様に,硬くて平らなところに卵の尖った方をぶつけて,グシャリと5mm位凹ませます.その後すぐに冷水に戻します.卵が人肌程度まで冷やされれば完成です.

ゆで卵の剥けやすさは卵の新鮮度によっても変わりますが,熱い内にきちんと割って冷やせば失敗することは少ないと思います.もし剥けにくい場合は,尖った方の割れ目からタテ方向に剥いていくと最後にスルリと皮がとれます.

皮を剥くのは,できる限り早めがお勧めです.しばらく放置するとだんだん剥けにくくなってきます.

ゆで卵のゆで時間とうまく剥ける方法のまとめ

  1. ゆで時間は沸騰後,8分間でちょうど良い半熟となる

  2. 1-2分間の加減でお好みに調整

  3. 卵は丁寧に一つづつ鍋の底に置く

  4. お湯は卵の高さの半分程度でOK,蓋をして蒸気で満たす

  5. ゆでた卵は熱いうちに尖った方を割り,水で冷やす

  6. 卵は早いうちに剥く,尖った方の割れ目からタテに剥くと良い

以上です.今日はこれまで.ではまた.