普段の生活が乱れがちになると，意識が散漫になり物事に集中できなくなります．イライラしたり，憂鬱になったりして，自分がコントロールできない気持ちになります．そんな時に自分の趣味などがあれば良いのですが，趣味に入り浸ったってしまう弊害もあります．
人には誰でも気分や感情の起伏があります．それらを抑えたくても抑えられないときがあります．そういう時は行動するのが一番です．頭を使わずに，とにかく動くことです．動くことで自分のバランスを取り戻すきっかけがつかめる可能性が増えます．
でも，行動するには少し複雑で頭を使わなくてはならないこともあります．例えば，旅行するという行動に出るのは，気分転換にすごく効果的なのですが，現地までの交通や宿泊先，観光スポットなどを調べるのは結構面倒です．
自分のバランスが崩れていて物事がうまく運ばないときはあまり複雑な行動をするとミスが多くなり，逆効果になる場合もあります．
こういう時は，単純な行動をしてみるとよいでしょう．おすすめは，何か手近なものを磨くことです．
磨き方
普段使っているアクセサリーでも良いし，お世話になっている財布や鍵，ドアノブ，テーブルなど何でもＯＫです(掃除となると少し複雑なので磨くという単純作業が良いです)．
磨くための道具はティッシュペーパーでもよいし，キッチンペーパーでも良いです．とにかくピカピカになるまで磨いてみましょう．ある程度の時間続けてみれば夢中にっていることに気づくでしょう．いくつかのものを満足いくまで磨いたり，手入れをしていくと落ち着いている自分に気が付くことでしょう．
昔の武士であれば，刀を磨いたことでしょう．日頃お世話になっている大事な道具や，生涯の宝物として大事にとってあるものに感謝の心を込めてピカピカに磨いてみてはいかがでしょうか？
私の部屋の片隅には磨くための布切れがまとめて置いてあります．これは使わなくなった服や手ぬぐいを20㎝位の大きさに切ったものです．自転車の掃除などもこれらの布切れを半ば使捨てで使います．おかげさまで自転車のギアとタイヤはいつもピカピカです．
私の財布には江戸時代の古銭(寛永通宝)が一枚だけ入っています．これも磨き粉をつけてピカピカになるまで磨いてあります．5円玉のように黄金色に輝いています．
今日はこれまで．ではまた．
