今,読んでいる本の中で,後まで心に残りそうな部分を紹介します. 書名:問題は解決するな 著者:Kan 出版社:株式会社ヴォイス
良書です.本のタイトルが「問題は解決するな」で初めから???という本です.冒頭文では,「問題を解決しようとするのは無駄な事です.」と言い切り,「問題は人が解決するのではありません.」と出てきます.
このまま読み進めると,どう収拾をとるのか興味が湧いてきます.1章から読み進めてみても,個々の意見には多少共感が持てますが,ピンときません.ただの少し極論を面白く展開する本だったのかと読み進めて行き,160頁に至りました.
ここから少し先に進むと,今までの内容が全てまとめられてきました.なるほどと思いましたので,一部を抜粋します.
160頁からの抜粋
「...誰もがいつか,この地球を卒業していきます.生きることは,その中で何を見つけていくかという壮大な実験です.相反下両極のものを自分の中に抱えながら,「これ,どうする?」と問いながら,生きていく実験です.だからこそ,問題は起こってもらわないと困るのです.その問題を味わいつくすために....」
162頁からの抜粋
「...瞑想や精神修養法を極めたからといって,すべてがハッピーになり,問題が解決するわけではありません.今の自分のリアリティがすべて.今自分がいる環境こそが,自分にとって最高のステージです.この現実の中に,真実はたくさん隠れています....」
164頁からの抜粋
「...大切なのは,自分の腑に落ちているかどうか.自分のものにできているかどうか...自分は自分でいい,そして,人は人でいい.そこに安心感を持ってください...」
166頁からの抜粋
「...生きる使命を,言葉で表すことなどできません.あえて言えば,人生の使命は「生きることそのもの」です.世界を実感して,ありのままを感じながら生きることが,本当に生きているということ...」
173頁からの抜粋
「...どんなものからでも,せつなさや美しさを味わうことができます.味わうことは,共振のひとつの側面を表す一番身近な行為です.人生を本当に味わっていけば,本を読みあさったり,セミナーを渡り歩いたりして,HOW TOをコレクションする必要はなくなります...」
183頁からの抜粋
「...本当は,解決しなければと思い込んでいる問題のその奥に,宇宙と共振する可能性が秘められています...解決すべき問題のひとつひとつが,実は自分を導いていく鍵だったということに気づいていくでしょう.」
以上,長目の抜粋でしたが,私が長い間表現したかったけれどうまくできなかったことが,この本に見事にまとめてあります.
上の抜粋を読んで感銘した人には価値の高い本だと言えます.前半の唐突に感じる内容が,最後の方で見事にまとまっています.ここまで読んでくると,なぜ,問題を解決してはいけないのかよくわかります.
参考
素材語句
マックス・クリスチャンセン 共振 問題は起きる 答えがでないことを知る いやなら逃げる あきらめる 受け入れる ジタバタしない 痛い時は痛がればいい 波のないサーフィンはおもしろくない あきらめると始まる 安心してあきらめる 毎瞬毎瞬完結していく 習ったこと 備わっていること 備わっていることをつかう 自分探しをしない ただ見ている 見ることのすごさ なりたい自分を目指さない 悲しみもせつなさも受け止める せつない星 矛盾した世のなかに生きる矛盾した存在 頭・ハート・体 3つのバランス 鼓動に耳を澄ます 宇宙の中の一部 共振 共鳴 同調 自分の循環 お金の循環 自分の中の循環 自分と相手の循環 自分と宇宙の循環 歩くことには大きな秘密がある 自分の体の循環が途絶えていた歩くこと 迷ったら歩く 息詰まったら歩く 進化と歩くことの関係 進化の最後の扉の鍵 立つこと 体の軸 世界は自分自身の認識 自分自身の延長 相手や世界を受け入れる ニュートラルになる 出すものと受けるもの 中和 太陽を食べている エネルギー循環 朝日を浴びる 星々を見上げる 宇宙の呼吸 木と交流する くるぶしをなでる 寝ることはあきらめること 未完の完結 一日を寝ることで完結させる 目の前のものを観察すれば宇宙が見える 断片から大きな世界を知る 喜怒哀楽は瞬間 怒りのコピー 感情もどき 感情は持ち越さない 意味の無いことはやめる 24時間後に怒る 自分のドラマに快感 喜怒哀は楽に変わる 人間は馬車 馬車本体は体 御者は思考 馬は感情 主人は自分 ユニークな不完全 壮大な実験 体験する事 頭と体と感情のバランスがハート ハートで生きる リアリティがすべて 自分の腑に落ちている 馬の前に吊り下げられたニンジン 靭性の使命 生きることそのもの いい子 今この瞬間 自分は正しいゲーム これは本物だゲーム 目標は付箋 使ってもよい 自分に起きたことは究極の出会い きちんと出会う しっかり向き合って出会う 共振できる人が本当の所有者 HOW TOは水平移動 垂直移動は備わっている 他人や社会の目を意識 等身大サイズの才能循環 偽りの自分 本来の自分 問題を解決することに四苦八苦 根源的な英知と共振 後づけの知識 本来備わっているものとの出会い 日常の出来事 瞬間瞬間
今日はこれまで.ではまた.