2017年10月30日月曜日から11月02日木曜日のドル円レートの動きは前週最後の27日金曜日に114.48の高値をつけてから翌週30日月曜日に陰線で下落,さらに31日火曜日112.93の最安値をつけてから,月替わる11月1日水曜日にかけて上昇し114.27まで戻しました.
この間の価格差は1円50銭150pipsでした.現在2日木曜日は再びレンジ幅の半分位まで下落してから,また戻してきています.
分析
10月31日火曜日112.93の最安値をつけましたが,この値は過去に何度か意識されている値であることと,MA25付近であることからここを境に反転しました.
現在はこの値112.93を下限,10月27日金曜日の114.48を上限としたレンジ内の動きを形成しています.
このような動きを横ばいと言いますが,一日の動き幅は60-80pips程度ありますので,デイトレード(超短期トレーダー)には適度な動きとなっています.一方,短期,中期トレーダーは上昇基調なので,レンジ下限付近で買いを狙う傾向になっています.
イベント
明日,11月3日金曜日には米国雇用統計発表があります.このイベントは月初めの第一金曜日で,通貨取引関係者が最も注目するもので,この発表のインパクトで大きくレートが動くことが予想されます.
これにより上下に抜けて方向性が定まると現在の横ばいの動きに大きな変化がでる可能性がでてきます.
21:30 米・非農業部門雇用者数/米・失業率(雇用統計)
米・非農業部門雇用者数
雇用統計にはさまざまなものがありますが,その中で「失業率」と並んで最も注目される指標のひとつです.事業所調査によって非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計された就業者数です.経済政策変更のきっかけとなる事が多いので重視されています.毎月第1金曜日(夏時間:日本時間午後9時半,冬時間:日本時間午後10時半)に発表されます.
米・失業率
上記の米・非農業部門雇用者数と同様に最も注目される指標のひとつです.失業率は,
「失業者÷労働力人口×100」
で定義されます.毎月第1金曜日(夏時間:日本時間午後9時半,冬時間:日本時間午後10時半)に発表されます.
今日はこれまで.ではまた.