週半ばの11/25ですが，ここで今週前半のドル円レートの動きを見てみましょう．先週は月曜日から上昇を続け，週末まで伸び続けました．週末には衆議院選挙がありました．週明け月曜日は，選挙の結果を受けてさらにギャップアップして，114.1付近まで上昇しました．
日足の動き
23日月曜日パニックのギャップアップから始まりましたが，これがどこまで下がるかによって今後の相場方向が決まります．結果として113.2で止まりましたので，先週からの上昇圧力が維持されました．
翌日の24日火曜日は先週の上昇圧力と週末の選挙結果を受けて114より上にある抵抗帯を抜けるべく上値試しが始まります．
今日25日水曜日も上値試しの最中で，欧州のトレード時間帯に抜ければさらに上を目指しますが，抜けなければ下方に反転する可能性もあります．
動向
一週間以上かけて着実に上に動いてきましたので，上昇圧力が急に消えるイベントや事件が無い限り，上値試しが数時間から数日続く可能性が高いと思います．この抵抗帯では反転狙いの売り手筋と上値抜けの買い手筋が争う所で，綱引きの様に小さな上下動を繰り返す動きをします．
どちらかの勝敗が決するまではやや複雑で細かい動きになることが多いですが，勝敗が決すると上下の大きな方向性が次の節目まで明確になります．そうなると動きが一方方向に急加速しますので，長い陽線や陰線が現れます．
関連指標発表
今日25日水曜日
21:30 米・耐久財受注 /米・耐久財受注（除輸送用機器） 23:00 米・新築住宅販売件数
明日26日木曜日
21:30 米・新規失業保険申請件数 23:00 米・中古住宅販売保留指数
週末27日金曜
21:30 米・四半期コアPCE，米・四半期GDP価格指数，米・四半期個人消費，米･ 四半期GDP 23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数（確報値）
今日，明日，明後日はいずれも21:30頃に特異な動きをしますので，これらのキッカケによって大きな方向性が決まる可能性があります．
今日はこれまで．ではまた．
