山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

伊豆大島サイクリング旅行と後で調べてわかったこと

大島 伊豆大島に出かけサイクリングしてきました.今日は大島について帰ってから調べてわかったことについて書いてみます. 東京からすごく近いのに,なかなか行きにくいけど,行ってみるとすごくいい島です.また行きたいです.

活火山島としての大島

伊豆大島は伊豆諸島中北最にある火山島です.下田,伊東,館山などから数十キロの距離です.島の中央に標高758mの三原山があり,周囲の山と合わせてカルデラを形成し,現在も活動中です.過去の活動履歴は以下のページにあります. http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/317_Izu-Oshima/317_history.html

島の面積は91㎢で斜路湖,香港島より大きく,猪苗代湖より小さい大きさです. ちなみに東京23区は627㎢で23区の約7分の1という事になります.島の面積の7割は山林原野で,人口は約8,000人です.人口の30%は元町で,差木地に21%,北の山に17%,岡田に10%という分布になっています.

島の暮らし,人々,その他

数年前の統計では,人口の49%が電気・ガス・サービス業に従事していて,次に多いのが卸小売業の14%,そして建設業の13%公務が8%,農業が5%となっています.農業には適さない土地柄のようです.水産業も100名以下です. 漁獲量の多い順では天草,イサキ,伊勢エビの順です.日本の一般的な産業構成比や漁獲魚種とはかなり違う印象です.

小学校は3校,中学校も3校あります. サイクリング中に小中学生とすれ違いましたが,皆礼儀正しく,元気に挨拶してくれたり,励ましてくれました.本当に素朴で素直な子供たちばかりです.数十年前には都内でもあのような信頼にあふれる社会があったので懐かしく思えます.

最近では都内で小学生に話しかけたりしたら変質者扱いされかねないので注意深くTPOを考えて話さなければなりません.一人一人は本当に良い人たちばかりなのに,社会の一部に悲惨な事件が発生すると皆が自己防衛せずにいられなくなります.東京23区はまだまだ安全ではありますが,安心できる町とは言えません.

一方,大島の人たちは自然災害の不安はあるけれど,少なくとも人々の間に安心感と信頼感があるようでうらやましく思いました.

大島の交通

元町港,岡田港の二つの港が島の玄関になっています.年間約20万人が船で訪れます.他に大島空港があり,年間約13,000人が利用しています.それぞれの港間はバス,タクシーがつないでいます.宿泊する場合は宿泊施設からの送り迎があるところもあります.

島をぐるりと一回りする208号線が島の主要幹線道路です.島の各所にある名所を訪れる場合は観光バスやタクシーが便利です.路線バスは本数の制限がありますので,目的地が限定されているか,計画をよく練っておかないといろいろ見ることはできません.レンタル自転車もあります.晴れた日は気持ちが良いです.

伊豆大島に出かけたので大島についての感想とわかったことのまとめ

  1. 伊豆大島は伊豆諸島中北最にある火山島である.下田,伊東,館山などから数十キロです.島の中央に標高758mの三原山があり活火山でカルデラを形成している

  2. 島の面積は91㎢で斜路湖,香港島より大きく,猪苗代湖より小さい大きさ

  3. 人口は約8,000人です.人口の30%は元町で,差木地に21%,北の山に17%,岡田に10%という分布になっている

  4. 人口の49%が電気・ガス・サービス業に従事していて,次に多いのが卸小売業の14%,そして建設業の13%公務が8%,農業が5%

  5. サイクリング中にみかけた小中学生は皆礼儀正しく,元気に挨拶してくれたり,励ましてくれた.本当に素朴で素直な子供たちばかり

  6. 島の人たちは自然災害の不安はあるけれど,少なくとも人々の間に安心感と信頼感がある

  7. 元町港,岡田港の二つの港が島の玄関になっています.年間約20万人が船で訪れます.他に大島空港があり,年間約13,000人が利用しています.それぞれの港間はバス,タクシーがつないでいる

  8. 島をぐるりと一回りする208号線が島の主要幹線道路

今日はこれまで.ではまた.