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週花の中間まとめ

花

2017年5月13日の記事で,週花を決めて毎週集中的に写真を撮ったり,調べたりして一つ一つ親しんで行こうと決めました.週番号は欧州方式で19週目のシランから始まりました.今週は31週目でオニユリでした.

始めてから3カ月経ちましたので今日はそのまとめです.

週花のまとめ

(週番号 週花名;記事日付) 該当ページのリンク

19週 シラン;2017-05-09

https://sangakaiku.com/564.html

八十八夜,立夏と季節は春から夏へ移り変わろうとしています.五月の始めには連休があり外に出る機会も多いことと思います.ちょっと歩いてみれば道端には花,花,花と新緑に満たされています.暑くなく寒くなく過ごしやすい陽気です. さて,写真の変わった形をした花,よく観察すれば決して忘れない特徴のある薄赤紫の花ですね.漢字で紫蘭と書きます.

20週 バラ;2017-05-15

https://sangakaiku.com/607.html

近くのバラ園に行ってきました.ほぼすべての種類のバラが花を咲かせています.タイトルがUnder the rose,これはローマ時代の頃から会議の秘密を守る象徴としてバラの花が使われていた習慣から来たとのこと.そしてバラの花言葉は愛情とか美ですが,色や咲き具合によって花言葉が変わります.また,人にあげる時の本数や組み合わせによっても意味が変わります.

21週 ゼラニウム ペラルゴニウム;2017-05-23

https://sangakaiku.com/660.html

ゼラニウムは3月頃から11月の末頃まで1年を通じて咲く花で庭先などでよく見かける花です.葉にも特徴があるものもあり見分けることができます.種類によっては香りが強く,虫除け効果があります(蚊連草など).園芸種として数百種類ありますので様々なバリエーションを楽しむことができます.日本では江戸時代に天竺葵テンジクアオイと呼ばれていました.5月に入ってから庭先などでよく見かける様になりました.

22週 ドクダミ;2017-05-29

https://sangakaiku.com/692.html

ドクダミの別名は毒溜めとか毒痛み,地獄蕎麦などと近づきがたい名まえが付いています.でも,花が小さく可憐です.確かに葉っぱの形は鋭いハート型で密集して生えて独特な匂いがありますから,こんなイメージの名前なのでしょうか?でも,食用にもなるし,生薬として利用されています.

23週 ハナショウブ;2017-06-03

https://sangakaiku.com/718.html

花菖蒲,Iris ensata var. ensata,アヤメ科アヤメ属の多年草です. 異名:Iris ensata var. hortensis, Iris. kaempferi.

ハナショウブはノハナショウブ(学名I. ensata var. spontanea)の園芸種.6月ごろに花を咲かせます.花の色は,白,桃,紫,青,黄など多数あり,絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると約5,000種類あります.

24週 キンシバイ タイリンキンシバイ;2017-06-11

https://sangakaiku.com/780.html

花菖蒲が咲いている頃,その脇では鮮やかな黄色い花が満開です.キンシバイ(金糸梅)という花です.漢字の方がイメージがハッキリします.金糸とは文字通り金の糸,雄蕊が金の糸に見えます.また,花びらは梅の形をしています.今日はキンシバイ,タイリンキンシバイについてみていきます.

25週 ガクアジサイ アジサイ;2017-06-18

https://sangakaiku.com/826.html

梅雨に入って数日すると,アジサイが咲きそろってきました.梅雨時の花と言えばアジサイです.第25週の花はガクアジサイアジサイとします.どちらも日本原産で世界に広まりました.鮮やかな青や赤の花の色と緑の葉が印象的ですね.

26週 クチナシ;2017-06-25

https://sangakaiku.com/864.html

散歩していると目で見つけるより香りの方が先に気が付くくらい遠くまで良い香りを周囲に漂わせています.

この花はジンチョウゲキンモクセイと合わせて三大香木と呼ばれています.春のジンチョウゲ,夏のクチナシ,そして秋のキンモクセイとそれぞれの季節の香りをもたらす花の一つです.

27週 アガパンサス ムラサキクンシラン;2017-07-02

https://sangakaiku.com/906.html

夏の花火の季節に庭先や公園でまるで花火の様に薄紫色の花を咲かせているのがアガパンサスという花です.アガパンサスとはちょっと変わった名前ですが,ギリシャ語でagape(愛)とanthos(花)を合わせてできた名前でそのまま訳すと愛花となります.

28週 キキョウ;2017-07-09

https://sangakaiku.com/959.html

キキョウの花が咲いています.鮮やかな紫色です.キキョウは万葉の昔から愛でられてきましたが,近年は絶滅危惧Ⅱ類(UV)に指定されています.野生のキキョウはほとんど無くなってしまいました.この花は6月頃から咲き始めて10月頃まで咲いています.

29週 キョウチクトウ;2017-07-17

https://sangakaiku.com/984.html

キョウチクトウの花が咲いています.キョウチクトウ夾竹桃と漢字で書きます.これは葉が竹に,花が桃に似ているところからこの名がついています.ちなみに夾の文字は両側から挟むとか間にまじるの意味があります.この木の中に竹と桃が雑じっているということでしょうか.

30週 ヒマワリ;2017-07-24

https://sangakaiku.com/1024.html

ヒマワリは真夏の代表的な花です.真夏の暑い日,青空下で堂々と黄色い大輪の花を太陽の方向に向けているイメージです.健康的ですね.

でも,本当に一日中太陽の方向を追いかけて回っているのでしょうか?ヒマワリ(向日葵)という名前そのものが物語っている様ですが,実は違います.

ヒマワリは太陽の方向を向いて回っていません.

31週 オニユリ(鬼百合);2017-07-30

https://sangakaiku.com/1072.html

7月,8月になるとオニユリを見かける様になります.オレンジ色に黒の斑点.おしべが花弁から長く飛び出しています.美しいというよりどぎつい色合いですが,自然界ではこれ位でないと目立たないのかもしれません.花は目立つために花になっているのですから.

毎週何かの花に集中するのは良い習慣として定着してきました.今年中にあと約20種類の花を選ぶことになります.

今日はこれまで.ではまた.