山河海空

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第40週の花 ヒガンバナ 彼岸花

緑色の叢に紅く群れを成して咲くヒガンバナは印象的ですね.あちらこちらで咲いています.

曼珠沙華 マンジュシャゲ,マンジュシャカ,サンスクリット語 manjusaka」とも呼ばれるこの花は,お彼岸の頃に咲くせいもあって,どこか浮世離れして見えます.

三倍体であるため一般に種子で増えることができないので,自生することはなく,その昔,中国大陸から直接ないし間接的に持ち込まれたと考えられています.

ヒガンバナは有毒で,特に鱗茎部には多くのアルカロイド(リコリン,ガランタミン,セキサニン,ホモリコリン等)を含んでいます.食用すると吐き気や下痢を起こし,ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ります.

年貢の対象外だったので,非常食として刈り入れておいて毒素を水で浸すことで無害化し利用したということですが,お勧めしません.

参考

ヒガンバナ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8A

三倍体

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E6%95%B0%E6%80%A7

ヒガンバナのデータ

目:キジカクシ目 Asparagales
科:ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
亜科:ヒガンバナ亜科 Amaryllidoideae
連:ヒガンバナ連 Lycorideae
属:ヒガンバナ属 Lycoris
種:ヒガンバナ L. radiata
学名:Lycoris radiata (L'Hér.) Herb.
シノニム:Nerine japonica Miq. Nerine radiata Sweet
和名:ヒガンバナ(彼岸花)
英名:red spider lily
品種,変種:ニシキヒガンバナ L. r. f. bicolor
ワラベノカンザシ L. r. var. kazukoana
ヒガンバナ L. r. var. pumila

今日はこれまで.


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