山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

第51週の花草木 ヒイラギ

ヒイラギは漢字で「柊」木ヘンに冬と書きます.まさに,冬の木です.

葉がギザギザで刺があるところが特徴的で,バラとヒイラギは刺のある植物として良く知られています.

ヒイラギの名前の由来も,刺に刺されると「ひいらぐ(ひりひり痛む)」ところから来ています.

今が花期で,葉腋に白い小花が密生して咲いています.

刺のある特徴から,侵入防止用の生け垣に利用されています.

また,邪鬼の侵入も防ぐと信じられ,庭の表鬼門(北東)にヒイラギ,裏鬼門(南西)にナンテンの木を植えると良いとされています.

節分の夜にはヒイラギの枝と大豆の枝に鰯の頭つけて門戸に飾るという風習もあります(柊鰯).

参考

我が家の庭 ヒイラギの花が咲く 2014.11.8 Osmanthus Heterophyllus

柊鰯 (ひいらぎいわし) Exorcism

クリスマス?節分?今夜はどっち!? ゆっくりで語る植物 15回目 柊

ヒイラギのデータ

目:シソ目 Lamiales
科:モクセイ科 Oleaceae
連:Oleeae
属:モクセイ属 Osmanthus
種:ヒイラギ O. heterophyllus
変種:ヒイラギ O. h. var. bibracteatus

学名:Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green
var. bibracteatus (Hayata) P.S.Green
シノニム:Osmanthus ilicifolius (Hassk.) Carrière
Osmanthus acutus Masam. et K.Mori
英名:Chinese-holly, false holly, hiiragi, holly-olive, holly osmanthus
品種:キッコウヒイラギ O. h. f. subangustatus

今日はこれまで.ではまた.