川沿いの土手にはセイタカアワダチソウが群れを成して生えています.私が小中学生の頃,この草は外来植物で駆除しないと大変なことになると教えられて,悪い雑草だというイメージがありました.
でも,よく見れば黄色いきれいな花が咲いています.観賞植物としてハギの代りに用いられたり,ミツバチの蜜源としての用途もあり養蜂業者が全国に広めたりしました.また,すだれの材料にもなるそうです.
以前はススキとの競合で,ススキが全滅すると言われましたが,現在では丁度良い具合に共存しています.現在は自種のアレロパシー*で繁殖力が衰えて,代わりにススキが勢力を伸ばしているとのことです.
注:アレロパシー Allelopathyとは,植物が科学物質(アレロケミカル)を放出して,他の植物の生長を妨げたり,動物や微生物を防いだ,引き寄せたりする効果のこと.
参考
セイタカアワダチソウのデータ
目:キク目 Asterales 科:キク科 Asteraceae 属:アキノキリンソウ属 Solidago 種:セイタカアワダチソウ S. canadensis 学名:Solidago canadensis var. scabra L. シノニム:Solidago altissima 和名:セイタカアワダチソウ(背高泡立草) 英名:Canada goldenrod
https://www.youtube.com/watch?v=LqZ38_Ug030 【散策物語】侵略的外来種「セイタカアワダチソウ」
https://www.youtube.com/watch?v=cA5rK4mokhM もう秋!ススキと空 エノコログサ セイタカアワダチソウ セキレイも来ました2018
今日はこれまで.ではまた.