新型コロナウイルスの潜伏期間が一週間程度だと考えると，緊急事態宣言が出てから今に至っても感染者が増え続けるのは不思議な現象です．明らかに三密は避けられているのに減る傾向は見えていません．人から人への感染より，人からモノ経由で人に感染している割合の方が大きいので，三密回避の効果が薄いのでは？
最近，感染者の状況がある程度詳しく発表されるようになったので知りましたが，感染者の多くが特定の場所(特に病院内)で数十人まとまって発生していることがわかります．もちろん，医療関係者はマスク，手洗い，消毒などほぼ満点なはず．それなのになぜ？
やはり接触感染の比率が多いと考えるべきでは無いでしょうか？接触感染の場合は三密では防げません．その場合，手すりやエレベーターのボタン，買い物時の買い物カゴ，電車のつり革など様々な場所が考えられます．もちろん一日使用していたマスクにもそれなりの汚染があるはず．
とは言え，接触感染に対しては，指先や手のひらで触れるので，頻繁な手洗いが効果的なはず．
昨日ふと思いつきましたけど，もっとも人から人へ手渡されるものがあり，それが怪しいと．それは．．．
お金．
日本中のほとんどの人が持ち歩いていて，不特定の人と交換し合っています．硬貨と紙幣どちらも感染媒体になり得ます．
受け渡しの際に指と手のひらなどに触れられてからお財布の中へ入れられます．お財布の表面や金具も汚染されるし，ATMのボタンも汚染されている可能性があります．もちろん出てくるお札も新札ばかりとは限りません．いったい何千人の手を経由して私のところにやってきたのでしょうか？その間たぶん一度も洗濯されていないだろうし，消毒もされていないでしょう．
もし，あちらこちらの公共物に無色透明の油が付いていると仮定したら，それらからどの様にしたら避けられるのか，すごく難しい問題です．
今日はこれまで．
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