書名:読むだけで人生観がかわる「宇宙の話」
著者:榎戸輝揚
出版社:KADOKAWA
想像力を最大限に使っても想像しきれない宇宙の大きさは,桁外れどころか,桁が10も20もあるいは100桁も外れています.
それでも,指数や対数を用いて淡々と表現してしまえば分かった様な気になってしまいます.
本書は桁外れな宇宙の現実をありありと見える様に話してくれますので,面白く読めます.
他所事のように宇宙の話を読み始めると,昨年2019年の7月25日に「2019 OK」という大きめの隕石が地球をかすめていったという話がでてきます.
わずか数日前に見つかり,正確な軌道が分かった(地球にぶつからない)のが数時間前だったとのこと.自分の傍らわずか数センチのところを鉄砲玉が通り過ぎて行くのに気づくことすらなかったわけです.
宇宙には近づくだけで危険な星ばかりです.太陽だってもう少し近かったら,生きていけません.地球は極めて微妙なバランスで安全なところに位置しています.
仮に安全なところに位置していても,地球の様に大気があっても,マイナス数百度からプラス数百度の温度差があって,ガラスの雨や石の雨がふる星もあるそうです.
こんな星では絶対に生きていけない.地球がどんなに恵まれているかよくわかります.
この本を少し開いただけで,人生観が変わります.
Asteroid (2019 OK) Just Missed Earth and it was really close at 54,000 mph | July 25, 2019 UTC TIME
Newly Discovered Asteroid Narrowly Misses Earth
今日はこれまで.
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