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2019年5月1日 新天皇即位の儀式 七十二候 牡丹華(ぼたんはなさく)

天皇が即位されました.

5つの儀式(国事行為)

剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)

皇位継承があった当日に行われる儀式.新天皇や男性皇族が宮殿正殿・松の間に入り,新帝の前に置かれた案(机)に三種の神器のうちの剣璽と御璽,国璽が安置され,新帝が剣璽に挟まれて退出する.明治憲法下での剣璽渡御の儀(けんじとぎょのぎ)にあたる.

即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)

皇位継承当日か,後日行われる.儀式天皇が即位後初めて三権の長をはじめとする国民の代表者と会う.正殿松の間に天皇・皇后や皇族が入場し,天皇の「おことば」の後,内閣総理大臣の式辞がある.明治憲法下の践祚朝見の儀(せんそごちょうけんのぎ)に相当する.

即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)

天皇が即位を国の内外に宣明する,いわば即位の礼の中心といえる儀式.戴冠式即位式に相当し,各国元首,首脳らや国内の代表が参列する.皇位継承当日とは日を隔て行われる宮殿正殿の松の間に高御座,御帳台が設置されて,それぞれ「御装束」に身を包んだ天皇・皇后が登り,諸皇族,三権の長が左右に控える天皇の「おことば」があり,内閣総理大臣が祝辞である「寿詞」を読み上げ,万歳を三唱して参列者一同がこれを唱和する.

祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)

即位礼正殿の儀終了後,天皇・皇后が皇居宮殿から赤坂御用地にある赤坂御所まで御料車でパレードする.

饗宴の儀(きょうえんのぎ)

即位礼正殿の儀に参列した内外の賓客に対し,謝意を表してもてなすための宮中晩餐会即位礼正殿の儀当日に始まり,宮殿豊明殿や長和殿にて数回開催される.

今日は七十二候 牡丹華

穀雨 末候 5月1日(水)-5月5日(日) 牡丹華(ぼたんはなさく)

牡丹の大きな花が咲いています.

参考

二十四節気(にじゅうしせっき) 七十二候(しちじゅうにこう)

二十四節気(にじゅうしせっき)

小寒大寒春分など1年を24分割して,それぞれに名前をつけています.
1年は12カ月なので,24分割すると,1節気は半月(2週)間となります.

七十二候(しちじゅうにこう)

二十四節気を「初候」,「次候」,「末候」の3つに分けたものが七十二候です(24x3=72).
.一侯は約5日(365÷72≒5.1)となります.

江戸時代の天文暦学者 渋川春海 が古代中国の七十二候を日本に合うように「新制七十二候」を表しました.

四立(しりゅう)

「立」のつく立春立夏立秋立冬は四立といいます.
この日が各四季の始まりです.

二至二分(にしにぶん)

「至」のつく夏至冬至,「分」のつく春分秋分を合わせて二至二分といいます.
各四立の中間点です.

八節(はっせつ)

四立と二至二分を合わせて「八節」といいます.1年にある8つの節目です.
1年を8つに分けるということは,各四季を前半と後半に分けることになります.

四立で各季節が始まり,二至二分で前半と後半に分けられます

1年を八分割するので,各四季が前半と後半に分けられます.

1_春前半: 立春 から 春分まで

2_春後半: 春分 から 立夏の前日まで

3_夏前半: 立夏 から 夏至まで

4_夏後半: 夏至 から立秋 の前日まで

5_秋前半: 立秋 から 秋分まで

6_秋後半: 秋分 から 立冬の前日まで

7_冬前半: 立冬 から 冬至まで

8_冬後半: 冬至 から の前日まで

八節を3分割して二十四節気

八節の1節をさらに3分割すると二十四節気となります.

1_春前半: 「1立春」 +2雨水 +3啓蟄

2_春後半: 「4春分」 +5清明 +6穀雨

3_夏前半: 「7立夏」 +8小満 +9芒種

4_夏後半: 「10夏至」 +11小暑 +12大暑

5_秋前半: 「13立秋」 +14処暑 +15白露

6_秋後半: 「16秋分」 +17寒露 +18霜降

7_冬前半: 「19立冬」 +20小雪 +21大雪

8_冬後半: 「22冬至」 +23小寒 +24大寒

太陽黄経と二十四節気の関係

1_春前半

315° 1立春
330° 2雨水
345° 3啓蟄

2_春後半

0° 4春分
15° 5清明
30° 6穀雨

3_夏前半

45° 7立夏
60° 8小満
75° 9芒種

4_夏後半

90° 10夏至
105° 11小暑
120° 12大暑

5_秋前半

135° 13立秋
150° 14処暑
165° 15白露

6_秋後半

180° 16秋分
195° 17寒露
210° 18霜降

7_冬前半

225° 19立冬
240° 20小雪
255° 21大雪

8_冬後半

270° 22冬至
285° 23小寒
300° 24大寒

少しわかりにくいですが,眺めているとだんだんわかってくると思います.

今日はこれまで.


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