山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

瀧廉太郎

1879年(明治12年),東京に生まれた瀧廉太郎は日本を代表する作曲家です.

彼の曲を聴いたことがない人はいないと思いますが,1903年に没して言いますのでわずか24年に満たない短い命でした.

残念ながら彼の曲はたった34曲しか残されていません.

春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂のしずくも 花と散る
ながめを何に たとうべき

見ずやあけぼの 露あびて
われにもの言う 桜木を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳を

錦おりなす 長堤に
暮るればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たとうべき

春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして
千代の松が枝わけいでし むかしの光いまいずこ

秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて
植うるつるぎに照りそいし むかしの光いまいずこ

いま荒城のよわの月 替わらぬ光たがためぞ
垣に残るはただかつら 松に歌うはただあらし

天上影は替わらねど 栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなお 嗚呼荒城のよわの月

参考

瀧廉太郎

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%A7%E5%BB%89%E5%A4%AA%E9%83%8E

花 (瀧廉太郎)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1_(%E7%80%A7%E5%BB%89%E5%A4%AA%E9%83%8E)

荒城の月

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%9C%88

今日はこれまで.