山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

雲量 cloud cover

最近は雨が少なく,快晴と晴れの日が続きます.曇っていても明るい曇りの日と暗い曇りの日があります.

天気は気分や健康状態に影響しますので,よりよくコントロールするためには,天気と状態の関連を知ることが大切だと考えます.

晴れと雨の違いは明白ですが,快晴と曇り,明るい曇りと暗い曇りは気分に大きな違いがでてきます.

天気だけでなく,雲量を記録しておいた方が良いと思い,雲量の天気記号を整理してみました.

日本式
0から10の11段階と不明(霧などの観測不能)を加えた全12種類の状態に分類して記録します.

雲量 通報式 天気
0 0/8 快晴
1 1/8 快晴
2 2/8 晴れ
3 2/8 晴れ
4 3/8 晴れ
5 4/8 晴れ
6 5/8 晴れ
7 6/8 晴れ
8 6/8 晴れ
9 7/8 曇り
10 7/8(隙間あり),8/8(隙間なし) 曇り
不明 9/8(霧などによる観測不能)

注意しなければならないのは雲量2,3が共に2/8,雲量7,8が共に6/8となっている点と,雲量10が雲の隙間がある無しで7/8,8/8と表示されている点です.

天気は世界共通ですが,ほぼ毎日快晴の続く砂漠地帯と,ほぼ毎日悪天候で晴天の日が無い地域とでは見どころが,違います.以下参考までに,国際気象通報式を説明します.

国際気象通報式
0から9までの不明を含む10種類の雲量状態と観測無しの全12種類の状態に分類して記録します.

日本式雲量表示を国際気象通報式に変換するに当たって,混乱を避けながら共通性を残すために工夫されたのだと思いますが,0/8,1/8,…9/8などとしています.

ただし,先にも述べましたように,日本式雲量2,3と7,8が国際式では,それぞれ2/8,6/8と見どころの細かさが違います.

また,日本式では0/8,1/8が快晴,2/8から6/8が晴れ,7/8,8/8が曇りと定義されます.

一方,国際気象通報式では,
0/8が無雲(cloudless)
1/8が晴れ(sunny)

2/8-8/8が曇りとして,

2/8 雲が散在(scattered clouds)
3/8 軽度の曇り(lightly cloudy)
4/8 部分的に曇り(partly cloudy)
5/8 中程度の曇り(cloudy)
6/8 大部分が曇り(mostly cloudy)
7/8 ほぼ全天が曇り(nearly overcast)
8/8 全天が曇り(overcast)

となります.

結論
雲量を記録しようとすると,日本式,国際気象通報式のそして各国固有の表記方法があります.日本の気候を記録するには,やはり日本式の方が有効だと思います.

でも,雲量1-10の見分け方は,職業的な訓練が必要そうなので,(個人の記録としては)単純に雲量を0/8-8/8表して,0/8,1/8なら快晴とし,2/8-6/8なら晴れ記号のあとに雲量を書き,7/8,8/8なら曇り記号のあとに雲量,明るさ,雲間の量などを書いておけば良いと思いました.日本式では雲に覆われていても,青空が全天の1/4程度あれば,雨が降らない限り,晴れとされるのは知りませんでした.

参考

雲量

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E9%87%8F

https://www.youtube.com/watch?v=shDzQtUx_8A

今日はこれまで.ではまた.