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今年の夏至は6月21日です.夏至と二十四節気について

時計 今年の夏至は6月21日です.本ブログでは春分立夏と見てきました,そして次に来るのは夏至です.夏至は一年で最も昼の時間が長い日です.定気法では太陽黄経が90度となる瞬間でそれを含む日を夏至日と言います.春分が0度,夏至が90度,秋分が180度,冬至が270度で1年一回りします.

夏至日について

2017年から2025年の夏至夏至日は以下の通りになります. 2017年 6月21日04:24 6月21日 2018年 6月21日10:07 6月21日 2019年 6月21日15:54 6月22日 2020年 6月20日21:43 6月21日 2021年 6月21日03:32 6月21日 2022年 6月21日09:14 6月21日 2023年 6月21日14:58 6月21日 2024年 6月20日20:51 6月21日 2025年 6月21日02:41 6月21日

これを見ると2019年の6月22日以外は6月21日が夏至日になります.ちなみに南半球でも天文学上の太陽黄経90度は同じ日ですが,呼び方は「the winter solstice」となり,冬至になります.北半球の夏は南半球では冬ですから逆になります.ここでsolstice = 至 ですね.学術的には「至点」と訳します.至点とは天球上において太陽の赤道面からの距離が最大となる瞬間、またはその時の太陽の位置を指す語です.

北半球と南半球で呼び方が混乱するので,他に以下の呼び方があります. the northern solstice と the southern solstice: 北半球側の至点(北回帰線)と南半球側の至点(南回帰線)

the June solstice と the December solstice: 6月の至点と12月の至点

これなら混乱を避けることができますね.

二十四(にじゅうし)節気(せっき)

春分が0度,夏至が90度,秋分が180度,冬至が270度で1年一回りしますが,1年12カ月を4期に分けますので,3カ月間隔となります.これをさらに半分に分けると,45度で,1.5カ月間隔ですが,以下の様になります.時計の文字盤を思い浮かべてください.一周で一年です.

太陽黄経と時計の時刻(短針) 000 春分 0時 045 立夏 1時半 090 夏至 3時 135 立秋 4時半 180 秋分 6時 225 立冬 7時半 270 冬至 9時 315 立春 10時半 360 春分 12時

各季節の呼び名に「立」が付いているだけです.立夏立秋立冬立春だけ覚えておいてください.45度,なので,1.5カ月間隔にやってきます.

これをさらに15度,24期に分けたものが二十四節気です.0.5カ月,約2週間間隔です. 太陽黄経と時計の時刻(短針) 000 春分 0時 015 清明 0時半 030 穀雨 1時 045 立夏 1時半 060 小満 2時 075 芒種 2時半 090 夏至 3時 105 小暑 3時半 120 大暑 4時 135 立秋 4時半 150 処暑 5時 165 白露 5時半 180 秋分 6時 195 寒露 6時半 210 霜降 7時 225 立冬 7時半 240 小雪 8時 255 大雪 8時半 270 冬至 9時 285 小寒 9時半

300 大寒 10時

315 立春 10時半 330 雨水 11時 345 啓蟄 11時半 000 春分 12時 時計 時計の文字盤1周12時間を1年とみると二十四節気は半時間区切り(2週間)となります. 今日はこれまで.ではまた.