山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

ゼンソク気味の症状発生 黄砂? PM2.5? 花粉症?それとも

大気汚染 数週間前まで苦しんでいた花粉症の症状もほぼ治まり,四月末頃には目薬,点鼻薬も持ち歩かなくても大丈夫くらいのところまで気にならなくなっていました.ところが1-2日前から鼻水,ゼンソク症状がでてきましたので症状の経過観察と原因究明をしてみました.

経過

連休が終わる頃から急に鼻がムズムズかゆみだしました.鼻のムズムズ始めは花粉症の症状だと経験上知っていましたので,鼻洗浄とうがいそして点鼻薬をつけたのですが,効果は限定的でした.ムズムズ症状は頻発化しました.

一昨日の5月8日朝起きてみると,鼻のムズムズ症状だけでなく鼻水が止まらず,加えてのどの痛みまできました.少し前の6日には軽頭痛もあったので風邪も疑いましたので,睡眠と栄養を多めにとり,経過を観察しました.

昨日の5月9日も朝起きた時点では同様に鼻水とのどの痛みがあり,鼻洗浄とうがいを十分に行った後,花粉症で有効な点鼻薬を使いましたがほとんど効果なし.鼻水量はどんどん増え一時は鼻血のように止まらなくなったので,ワセリンを鼻内部に塗布しました.ワセリン塗布は多少効果はありましたが,一日中鼻水は止まらない状況でした.夜間はのどの違和感と咳き込みがひどく,気管支の方までムズムズ感が下がっている状況.タンは出ないし,鼻水には色も粘りも無く特に異常はみられません.

今日10日はほとんど鼻水は出ず,気管支の違和感と時々のセキだけに治まっています.睡眠と栄養はたっぷり取ってあるので,状況は快方に向かっています.また,陽気も曇りで昨日までの暑さは無く過ごしやすい状況です.

ここ数日間の症状のまとめですが,鼻,喉,気管支に違和感があり,軽い頭痛と体のだるさ(他の原因も考えられる)が主な症状でした.花粉症時の目のかゆみ違和感は全くありませんでした.

原因

私の場合鼻とのどに異常を感じた後は,気管支に至りやすく咳き込みが止まらなくなるところまで至り易いので要注意します.今年の始めは気管支をこじらせてしまいました.治った後に粘りのあるタンがでて大変でした.今回はそこまで至らないように養生しています.原因究明が予防と対策の第一歩になりますので,注意深く観察とテストを試みました.今回は花粉症と微妙に症状が違うし,目のかゆみは全くありませんでした.

数日前に気象庁が黄砂注意を呼び掛けていましたので,それによるものか,PM2.5によるものか,あるいは何かの花の花粉によるものかを疑っていました.気温も高かったので,空気中に何らかの刺激物があったのではと推測します.コーヒーのローストをして室内の空気がコーヒーの香りに満たされていましたので,それも疑いましたが,散歩中も鼻水が止まらなかったので,自宅だけでなく地域的な原因だった様に思います.

気象データを調べましたら,5月8日は大気の汚染度が極大化していました.ただし,黄砂については過去の観測データが念のためここ数日間の黄砂とPM2.5 と花粉のデータを添付しておきます.

PM2.5 (微小粒子状物質)観測状況(東京東部を過去地図データから読み取り)

05/06, 10 μg/㎥ 05/07, 20 μg/㎥ 05/08, 40 μg/㎥ 05/09, 20 μg/㎥ 05/10, 10 μg/㎥ SPM(浮遊粒子状物質)も5/8に極大化している データはリアルタイムの表示サイトや予報サイトはかなりありますが過去一週間のあるいは過去一カ月間のデータ表示サイトは少なく地図データのみ残っている状況です.公的データは数か月後の発表になるので使えませんでした.

黄砂と花粉 (東京東部を過去地図データから読み取り)

東京地方での黄砂飛来観測は5/7に関東の一部だけで,5月6日-5月10日間の飛来はありません. 花粉に関してはハンノキ,スギ,ヒノキ,イネなどが対象になります.いずれにしてもピークは過ぎている.ただし,全開中の花は数多いので,それが原因かも知れない.

結論と対策

上記の症状と環境変化を合わせてみると原因はどうも一時的な大気汚染の影響が大きいような気がします.また,季節の変わり目でもあり,急に気温が高くなったので身体が気温に適合できず,体調不良気味だったせいもあるかもしれません.

花粉症も同様ですが,私の場合症状は片側後頭部の軽頭痛と鼻のムズムズから始まります.その際は睡眠と栄養を多めに摂り体調をベストにしておくことをベースにします.次に大気汚染や花粉が原因の場合は徹底的な鼻洗浄とうがい,そしてマスクやワセリン塗布などの接触防止のための対策をとります.もっともPM2.5だとするとマスクは気休め程度にしか効かないかも知れません.

今日はこれまで.ではまた.