桜も花開き春が来たと思ったら,今日は寒くなりました.冷たい雨やところによっては雪も降っています. 今日は春分の日です.天文学では春分日(しゅんぶんび)と呼びます.
正確には太陽が春分点を通過した瞬間(太陽黄経0度)が春分で,その瞬間を含む日が春分日です.従って,春分点通過の瞬間は世界で同時ですが,各国間の時差のため日にちが1日だけ違う場合もあります.
立春 - 春分 - 立夏まで 2018年
立春 2月04日
雨水 2月19日
啓蟄 3月06日
春分 3月21日
と経てきました.
春分 3月21日
清明 4月05日
立夏 5月05日
とたどります.
節気については何度も説明してきました.復習の為,機会ある度に繰り返して説明します.
二十四節気 ニジュウシセッキ
小寒,大寒,春分など1年を24分して,それぞれに名前が付いています.1年は12カ月なので,各節季は約半月です.
二至二分
二十四節気の中には4つの主役がいます. 春分,夏至,秋分,冬至です.この4つを二至二分といいます. それぞれ四季の代表で,天文学上の意味もあります.それぞれの季節の真ん中になります.
四立
それぞれの季節の始まりも重要です. 立春,立夏,立秋,立冬がそれぞれの季節の始まりです.この4つは四立です.
八節
二至二分と四立を合わせて八節といいます.四季を前半始めと後半始めになります.具体的には,
四季(前半,後半)
春:立春,春分 夏:立夏,夏至 秋:立秋,秋分 冬:立冬,冬至
二十四節気
八節それぞれを「リーダー」として2つづつ節季を加えて ,(3節季)をひとまとまりにします.各四季は3+3=6節季で成り立ちます.
春 (全部で6節季) 春前半 (3節季) 「立春」 +雨水 +啓蟄
夏 (全部で6節季)
秋 (全部で6節季)
冬 (全部で6節季)
知ってしまえば簡単ですが,4つの主役と8つのリーダーの意味を知れば理解しやすいと思います.これからも機会がある度に繰り返して説明していきます.
今日はこれまで.ではまた.