PCをWindowsやMACでお使いの方はブラウザーを使っていると思いますが，良いサイトを見つけた時，残しておきたいと思って「お気に入り」を使う人は多いと思います．実はもっと手軽にサイトのアドレス（URL）を保存し，整理することができます．今日はそのワザを伝授します．
まず用語から説明します．それぞれのウェブサイトにはそれぞれのページごとにアドレスがあります．これをURLと呼んでいます．ブラウザーのウインドウ上部にある，http://www.〇〇〇.com/のような表示がそれです．同じサイト内の各ページには別々のURL付いています．このURLをインターネット ショートカットというファイルとして扱うことができます．
インターネット ショートカットの扱い方
このインターネット ショートカットをダブルクリックすると規定のブラウザーがそのウェブサイトを表示します．それだけです．通常のファイルとして扱えますので，フォルダーをつくってその中に保存することもできるし，ドラッグ＆ドロップ（マウスの左側のボタンを押したままマウスを移動させること，そして所定の場所で左側ボタンを離すこと）して別のフォルダーに移動することもできます．
意外と知られていないのはこのインターネット ショートカットのつくり方です．これはすごく簡単でURLの左側の部分（写真の青□で囲んだ部分）を所定のフォルダーまたはデスクトップにドラッグすれば良いだけです．1秒以下の作業です．この方法を知ってからブックマークは使用しなくなりました．そのくらい強力なワザです．
インターネット ショートカットの扱い方 応用編
このインターネット ショートカットは各種ブラウザー共通です．例えばChromeブラウザーで開いていたウェブサイトをFirefoxで開きたいときはインターネット ショートカットをドラッグ＆ドロップしてやるだけです．ブラウザー画面中の大部分の場所（禁止マークが出ない限り）にドロップ可能です．
されに，このインターネット ショートカットとドロップボックスなどクラウドを組み合わせると威力を発揮します．他のPCでもクラウド経由でウェブサイトのURLの共通利用ができるようになります．
また，YouTubeのお気に入りを保存整理するのに利用するとパワフルです．なにしろファイルと同様に扱えるし，ダブルクリックで起動できるのですごく便利です．YouTubeなどはかなりの数とっておきたいものがあると思うので，整理したいのですが，手軽に整理整頓する機能がありません．音楽とか動画などと名前を付けたフォルダーの下に分野別のフォルダーを付けて整理すると，この方法はかなり使えます．
上記の整理されたフォルダーとインターネット ショートカットはメモリー容量が小さいのでハードディスクの容量が小さくても大丈夫です．また，コピーペーストも可能ですし，重複しても問題になりません．
お気に入りの賢い使い方
では，ブラウザーのお気に入りは使えないかというとそうでもありません．お気に入りには「ブックマークバー」とか「ブックマークツールバー」と呼ばれるブラウザー上部の特等席に表示できる機能があります．これはすごく便利です．常用のウェブサイトはここに置いておきます．ただし，一行分しかないので表示できる数は限られています．
この限られたスペースを有効利用する方法が２つあります．一つ目は名前を消去してアイコンだけ表示する方法です．いつも利用しているウェブサイトだとアイコンだけで判別がつきます．あるいはウェブサイト名を1-3文字程度に短縮します．添付写真をよく見て頂くと山河海空のさいとは山河だけになっています．JSTももっと長い名前ですが，3文字です．これでスペースは節約できます．
2つ目の方法はフォルダーを使う事です．この一行空間にもフォルダーを置くことができます．そして，ドラッグ＆ドロップもできますので簡単に編集できます．ただし，お気に入りは同ウェブブラウザ―間の同期は簡単ですが，他のブラウザーとの同期は面倒です．専用のプラグインなどもありますが，バージョンが変わると不都合が出たりしますので私は信頼していません．面倒でもインターネット ショートカットのフォルダーをベースに手作業で同期調整します．
「PCで残しておきたいウェブサイトをお気に入りより簡単に保存整理できる方法」のまとめ
URLをインターネット ショートカット (.URL)というファイルとして扱うことができる
上部のURLの左側の部分を所定のフォルダーまたはデスクトップにドラッグすれば良い
インンターネット ショートカットとクラウドを組み合わせると威力を発揮する
YouTubeのお気に入りを保存整理するのに利用するとパワフル
ウェブサイト名を短縮してスペースを有効利用
「ブックマークバー」とか「ブックマークツールバー」でフォルダーも使える
今日はこれまで．ではまた．
