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家庭ゴミの圧縮廃棄でゴミの量を減らしましょう.必要な道具セットを作っておきます

買い物 家庭からのゴミがたくさん出るのは嫌ですね.今回はゴミを圧縮して捨てる方法について書きます.ゴミを効率良く捨てるにはいくつかのコツがあり,専用の道具セットを備えて置くと便利です.また,ゴミの処理が楽しみともなります.

まず初めに,ゴミの出し方は各地方自治体で違いますので,一般的に説明します.紙とプラスチックなど分別する必要がある場合はそれに従ってください.自治体指定のゴミ袋がある場合はそれを使ってください.

さて,基本的なことから整理してみます.まず,ゴミはどこから来るのでしょうか?なぜゴミが来るのでしょうか?毎日家庭に入ってくるものの代表選手は食品です.その他小物なども買いますが,量的に最も多いのは食品を買ったときの包装です.あるいは食品が配達されたときの梱包材です.そして,中身の食べられるところは食べてしまいますが,それ以外はゴミになります.

例えばスーパーで食品を買ってきたとします.中身は食べてしまいますので当然ゴミの方が少ないはずなのですが,場合によってはゴミの方が量(カサ)が増えます.なぜでしょうか?それは買ってきたときはきちんとパックされているのに開封すると立体的にカサバリ,さらに2重梱包,3重梱包のものは2倍,3倍になる為です.

では元の様にきちんとパックしてやれば元の大きさあるいはそれ以下の大きさになるのではないでしょうか?でも,現実的には袋に詰め込んでもカサバリがあり,大きくなってしまいます.有料袋を使用する自治体ではカサバリは費用になります.1袋〇円なので,空気が入っていても物が詰まっていても同じ値段です.それなら,詰め込めるだけ詰め込んだ方が良いわけです.ゴミが無料の自治体でも,詰め込んだ方が見栄えも良いし,ゴミ出しも回数が減ります.

では,具体的にどうしたら良いのか見ていきましょう.

圧縮廃棄の基本

1.立体容器は平面化する 2.袋は閉じてある方から巻物にする 3.包装袋を再利用する 4.セロハンテープまたはホチキスで留める

以上4点をそれぞれ説明します.

1.立体容器は平面化する

さまざまな立体容器があります.簡単なものはおでんの素などの紙の箱.これは一部を切ると展開できます.少し厄介なのはプラスチック製の容器.上下同型なものは真ん中から切り取って重ねます.コンビニ弁当の容器なども重ねられるものが大半です.納豆の発砲スチロール容器などは汚れているので切ったり重ねたりせず,4.セロテープまたはホチキスで留める.で処理します.留める理由は匂い対策です.

2.袋は閉じてある方から巻物にする

ある程度の大きさの袋は道具セットに保存しておきます.そして,捨てる以外方法のないビニールの包などをその中に入れて一緒に巻き上げます.すると棒状になりますので解れない様にセロハンテープで留めます.この形ならカサバリません.二つ折りで捨てても良いのですが,空気が入るのと最後に留めないと捨てた後広がります.慣れてくると巻き上げるのが楽しくなります.

3.包装袋を再利用する

2.で述べました様に包装袋を小さなゴミに入れて巻物にすることができます.また,平面化できないコンビニ弁当の容器などはちょうど良いサイズの包装袋に詰め込んで圧縮します.その際,ハサミで小さく切っても良いです.一つの袋に2-3個のコンビニ弁当ゴミが入れば圧縮成功です.最後にセロハンテープで留めます.

4.セロハンテープまたはホチキスで留める

すでに1.2.3.で使い方が出ています.ただし,セロハンテープとホチキスが手近になければなかなか習慣になりません.私の場合はキッチンテーブルに道具セットとして常在しています.ですから,納豆を食べたあとは使用したスプーンや箸をティッシュでふき取ります.洗うのが楽だからです.その際出てくるティッシュや外装袋,調味料袋などを納豆容器に詰め込んでホチキスで直ぐに留めます.多くの家庭では昔と違い買ってきた容器のまま食卓に出すケースが普通になってきました.最後の梱包材が食卓で発生します.その場で圧縮封印処理したほうが効率的です.

買い物をしまうときが処理するグッドタイミング

以上,圧縮廃棄の基本を説明してきました.もう一点大事な事があります.それは買い物をしてきた後に袋から取り出しますが,この時できる限り圧縮廃棄しておくことです.そうすることで後からのごみ発生量が減ります.せっかくゴミ箱を片付けたのに,すぐに一杯になってしまうのは買ってきた当日に十分に捨てて置かなかったためです.冷蔵庫や食品ストックにしまうときはなるべく外包装を処分しておきましょう.そして,前処理のできる食品は前処理してゴミを出してしまいましょう.

これらのゴミの中には包装袋があります.この袋の中に他のゴミを最大限圧縮してゴミを処理しましょう.残った包装袋は後日出てくるゴミの為に取っておきます.ただし,戸棚の奥などにしまい込まないで,専用ケースを用意してその中に立てて並べて入れておきます.

取り出し,食品の分別とゴミの処理,食品収納の具体例

まず,道具セットの場所についてお話しします.圧縮廃棄に常用する道具は最も使いやすい所に配置しておくべきです.買い物をして袋を開ける時どこでやりますか?前処理としてテーブルなどで外装袋や箱から取り出し,分別してまとめてからしまいましょう.冷蔵庫を開けながら袋から取り出していませんか?これは別の意味で無駄になります.開け放すと冷蔵庫内が昇温します.

たとえば卵と調味料を買ってきたとします.私の家の冷蔵庫は卵を並べるケースが取り出せますので,それをテーブルに持ってきて,卵をその上に並べます.必要ならそのまま流水ですすぎ,水切りをします.その間に調味料の外装をはがします.もし,使用方法や賞味期限などを残しておきたいときは切り取って貼っておきます.そして,まとめて冷蔵庫やその他収納場所に収納します.もし,食品の前処理などがある場合はあとで別途行っても良いです.そして,最後に残った外装ゴミや前処理で出たゴミなどを圧縮廃棄します.残った袋は再利用袋として所定の一時置き場所に収納します.

道具セットと再利用袋一時置き用ケース

1.ハサミ 2.セロハンテープ 3.ホチキス 4.再利用袋一時置き用ケース

その他,いろいろ付けたしたくなりますが,道具が多すぎると使いこなせなくなるので最小限にしておきます.道具セットのケースは何でも良いのですが,1.2.3.はさほど邪魔にならないのでカップなどを利用してまとめて置くと良いでしょう.

4.は再利用の袋を立てたまま一時保存することができると良いです.100円ショップで売っているプラスチック製のA4書類立てケースでも良いし,キッチン用のケースで手ごろなものがあればそれで良いです.横置きは邪魔になるので数枚を縦置きするケースが良いと思います.また,テーブル付近では少し違和感があるので,慣れるまではテーブル上でも良いですが,習慣になってきたら目立たないところに移動されると良いでしょう.初めから奥にしまい込んでしまうと使わなくなり忘れ去られてしまいます.

「家庭ゴミの圧縮廃棄でゴミの量を減らしましょう.必要な道具セット」のまとめ

  1. ゴミを効率良く捨てるにはいくつかのコツがある

  2. 専用の道具セットを備えて置くと便利

  3. ゴミの出し方は各地方自治体で違いますので従ってください

  4. 立体容器は平面化する,袋は閉じてある方から巻物にする,包装袋を再利用する,セロハンテープまたはホチキスで留める

  5. ハサミ,セロハンテープ,ホチキス,再利用袋一時置き用ケース

今日はこれまで.ではまた.