立春というのは立春2月4日から始まる二十四節気の第一番目です.定気法では太陽黄経が315度となる瞬間(または日)ですが,この日から立春という節気が始まります.
太陰太陽暦(旧暦)では毎1日を新月(朔)としているので,旧暦の1月1日と立春とは一致するとは限りません.一致する年もあります.月の公転(月の満ち欠け)と地球の公転(季節)の周期のずれがあるためです.でも,なるべく1月1日を立春前後にくるようにしていました.だんだんずれていって,正月が真夏になると困りますから.
季節の区切りが節分です.本当は瞬間なですが,四柱推命や占いでは名目上節分の日を前年に属するものとし,立春を年初のものとしています.従って,節分は立春の前日となります.12月31日24時00分と大晦日と元日みたいな関係ですね.
以下は二十四節気について見ていきましょう.
二十四節気 ニジュウシセッキ
小寒,大寒,春分など1年を24分して,それぞれに名前が付いています.1年は12カ月なので,各節季は半月です.
二至二分
二十四節気の中には4つの主役がいます. 春分,夏至,秋分,冬至です.この4つを二至二分といいます. それぞれ四季の代表で,天文学上の意味もあります.それぞれの季節の真ん中になります.
四立
それぞれの季節の始まりも重要です. 立春,立夏,立秋,立冬がそれぞれの季節の始まりです.この4つは四立です.
八節
二至二分と四立を合わせて八節といいます.四季を前半始めと後半始めになります.具体的には,
四季(前半,後半)
春:立春,春分 夏:立夏,夏至 秋:立秋,秋分 冬:立冬,冬至
二十四節気
八節それぞれを「リーダー」として2つづつ節季を加えて ,(3節季)をひとまとまりにします.各四季は3+3=6節季で成り立ちます.
春 (全部で6節季) 春前半 (3節季) 「立春」 +雨水 +啓蟄
夏 (全部で6節季)
秋 (全部で6節季)
冬 (全部で6節季)
知ってしまえば簡単ですが,4つの主役と8つのリーダーの意味を知れば理解しやすいと思います.これからも機会がある度に繰り返して説明していきます.
今日はこれまで.ではまた.