春の七種や餅などを具材にした塩味の粥を1月7日に食べる習慣があります.これは平安時代ごろから始まりました.
春の七種
春の七種は以下の通りです(秋は七草と書き,春は七種と書きます).
ただし,七種粥に七種全てを入れる訳では無く,習慣も形骸化しているので,地域によって食材は異なります.
七種粥の起源
古くは中国の習慣で,人日(ジンジツ)に七種菜羹という野菜を入れた羹(アツモノ)を食べることからきています.この習慣が伝わり,江戸時代に一般に定着し節句を祝いました.
人日(ジンジツ)
古く中国では正月の1日から生き物の日を決めていて, 1日を鶏の日 2日を狗(犬)の日 3日を猪(豚)の日 4日を羊の日 5日を牛の日 6日を馬の日 7日目を人の日(人日)
としていました.その日にはそれぞれを殺さないことになっていて,人日には犯罪者の処刑をやめていました.そして,人日に七種菜羹を食べました.この習慣が日本に伝わり,日本の植生状況に合わせて七種が決まりました.
旧暦の正月七日
そもそも江戸時代までは旧暦でしたので,旧正月7日が七種粥の日で,ちなみに今年の正月七日は2018年2月22日です.
2018年2月3日 (節分) 2018年2月4日 (立春) 2018年2月16日 (旧1月1日) 2018年2月22日 (旧1月7日)
今日はこれまで.ではまた.