オーディオを扱うアプリケーションはマイク・スピーカー等の"オーディオエンドポイントデバイス"と連携して機能する。デバイスはOSによって管理されており、これらデバイスとアプリケーションを繋ぐオーディオストリームの管理がWASAPIの役割である。
Core Audio APIの一部としてMicrosoft Windows Vistaにて導入された。それ以降も機能が追加されている(例: IAudioClient3)。Wikipedia
WASAPIには「push」と「event」という2つのスタイルが用意されている。どちらも排他モードとして使えるが、「event」は後から追加された新しいものになっており、CPU負荷が小さくなっている。基本は「event」で、もし「event」で相性がでるなら「push」に切り替えて使うとよい。
1990~2000年代において、Windows・Mac OSが提供する標準オーディオドライバは大きな入出力遅延があった。ASIOはマルチチャネルI/Oと共に低遅延という特徴を持っていたため、ASIOが広く利用されていた。macOSではCore Audioが標準実装されたこともあり、現在ではmacOSにおいてASIOは利用されていない。Wikipedia
使用するDACがASIOとWASAPIの両方に対応している場合、どちらが好ましいかは、メーカーの推奨を確認するか、実際に視聴することで判断します。
DSDを再生するときにWASAPIはDoPだから1.5倍のデータ転送が必要で音質的に不利であり、ASIOが優秀であるとの話を聞くことがあります。しかし、データ転送量が音質に与える影響は絶対的ではありません。ちなみにPCMはASIOはほとんどのDACで32bit固定であり、24bitだけを転送する場合に比べて1.33倍のデータ転送が必要です。コンポーネントデザイン株式会社
今日はこれまで.
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