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春分の日は国民の祝日です.今年は3月20日?,3月21日?

太陽

3月の半ば過ぎに春分の日があります.国民の休日ということで,お休みです.ある年は3月20日,ある年は3月21日が春分の日となりますが,どうして年によって違うのでしょうか?そもそも春分の日ってどんな日なのでしょうか?

国民の祝日に関する法律で決められています

春分の日国民の祝日に関する法律(昭和二十三年七月二十日法律第百七十八号その後改定)により定められていますが,何日になるかというのは,毎年2月の始めに発行すされる官報で公表され,翌年の春分の日が定められます.つまり,約一年前に発表されるまで正式には決まっていません.

太陽が赤道の南から北へ通過する交点を春分点と呼びます.この春分点を通過する日を春分の日と定めているためです.そして,春分点の通過時刻は月の引力や金星などによる影響,その他で微妙にかわるので定められないのです.

もちろん,専門家は先まで計算し,何年何日が春分の日となるか予測はしています.しかし,実務上は前年に正式決定し,官報で公表されるようになっています.

3月20日と3月21日のどちらが多いの

2016年から2030年までの15年間の春分の日の予測は次のようになっています.

2016年 3月20日(日) うるう年 2017年 3月20日(月) 2018年 3月21日(水) 2019年 3月21日(木) 2020年 3月20日(金) うるう年 2021年 3月20日(土) 2022年 3月21日(月) 2023年 3月21日(火) 2024年 3月20日(水) うるう年 2025年 3月20日(木) 2026年 3月20日(金) 2027年 3月21日(日) 2028年 3月20日(月) うるう年 2029年 3月20日(火) 2030年 3月20日(水)

この期間に限ってみれば,(3月20日) 対 (3月21日) = (10) 対 (5) で,3月20日の方が多くなっています.

春分日は自然をたたえ,生物をいつくしむ日

国民の祝日に関する法律 第二条には「国民の祝日」を次のように定める,とあり,春分の日は次のように記されています.

春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ」 私も知りませんでしたが,次の春分の日には,ぜひ自然をたたえ,生物をいつくしむという事を気にしてみてください.

長い冬もようやく終わりに近づき,これから徐々に日が長くなってきます.もうあちこちで春の花が咲き始め,生物も活気づきます.

ちなみに春分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになります.そして,夏至まで昼の時間が長くなります.お日様の出ている時間が長くなるのは個人的には大歓迎です.

春分の日は太陽は真東から昇り真西に沈む日

春分の日は昼と夜の長さがほぼ同じで,かつ,真東から昇り真西に沈む年に二回だけの特別な日です.

仏教では真西に極楽浄土があると考えており,太陽が真西へ沈む春分の日は,太陽が最も極楽浄土(真西)に近付くため,前後7日間をお彼岸とよんでいます.20日春分の年は,3月17日(彼岸入り),3月20日(彼岸の中日=春分の日), 3月23日(彼岸明け)となります.

春分の日国民の祝日です.今年は3月20日?,3月21日?のまとめ

  1. 春分の日国民の祝日

  2. 国民の祝日に関する法律で決められている紫外線

  3. その日は3月20日か3月21日でどちらになるか決まっていない.正式に決まるのは前年の2月初め

  4. なぜなら,春分点は月の引力や金星などによる地球軌道への影響,その他で微妙に変動するため

  5. ただし,予測はできるので決定はしていないが,先まで推定できる

  6. 2015-2030年までを見ると,10:5で20日春分の日が多い

  7. 春分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになる

  8. 春分の日は太陽が真東から出て,真西に沈む特別な日

  9. 仏教では極楽浄土が西にあると言われており,春分の日は太陽が最も極楽浄土に近づく日と考える

  10. 春分の日をお彼岸とよんだり,お墓参りに行くのはこの日が特別な日と考えているから

今日はこれまで.ではまた.