アベリアという木をご存知でしょうか?真夏の暑い時期に公園や生垣に白くて小さな釣り鐘状の花を沢山咲かせています.
この花は子供の頃から花を摘んで唾をつけて鼻の頭に張り付けて,天狗の鼻だと遊んだ覚えがあります.ひょっとすると別の花かも知れませんが...
マンションの生垣や公園でみる度にそのことを思い出していました.2年程前の真夏の暑い日に陰の無い歩道をあるいていてどうしても気になりましたので,汗をかきながらスマホで調べました.数十分かけてやっと見つけたので印象深いです.
今では葉も綺麗な涙型の特徴があるので,すごく見分けやすいと思います.この時期にはどこでも見つけられるありふれた花です.
Abeliaの名前は19世紀に中国で植物を採集したイギリスの医師,博物学者 Clarke Abel(1789~1826)の名前にちなみます.
日本ではグラディフローラ(grandiflora)が主流です.中国原産のキネンシス種(A. chinensis)とウニフローラ種(A. uniflora)との交配種です.わが国へは大正時代に渡来しました.
アベリアのデータ
目:マツムシソウ目 Dipsacales 科:スイカズラ科 Caprifoliaceae 属:ツクバネウツギ属 Abelia 種:アベリア A. × grandiflora 学名:Abelia x grandiflora Synonyms: Abelia rupestris misapplied Abelia rupestris var. grandiflora
和名:ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木),ツクバネウツギ,ハナゾノツクバネウツギ 英名:Glossy abelia
開花:5月中旬-10月 花色:白,ピンク 樹高:1-1.5m
野生種:日本,中国,ヒマラヤ,メキシコに15種が分布しています.
耐寒性:強い 耐暑性:強い
花言葉:優美,強運,謙譲
今日はこれまで.ではまた.