秋分 次候 9月28日(土)-10月2日(水) 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
「ちっちゅうはいこ」とも読みます.虫達は巣ごもりとなりますが,実際はもう少し秋深まってからのことになります.
【蟄】:
「執」と「虫」の組み合わせで作られた形声文字です.「かくれる.冬ごもりする」の意味です.
【虫】:
「蟲」が正字体です.小さな昆虫で密集する性質のものを蟲と表します.現在使用されている「虫」は「へび」などの爬虫類を表わす象形文字でした.
【坏】:
「土」と「不」の組み合わせで作られた形声文字です.「不」は、ふくらむという意味を持っていて.丘が元々の意味です.後になって,塞ぐ,埋めるの意味として使われるようになりました.
【戸】:
片開きの扉の形から作られた象形文字で,神を祭る神棚の片開きの扉を表します.ちなみに,両開きの扉の形が「門」となります.
参考
二十四節気(にじゅうしせっき) 七十二候(しちじゅうにこう)
二十四節気(にじゅうしせっき)
小寒,大寒,春分など1年を24分割して,それぞれに名前をつけています.
1年は12カ月なので,24分割すると,1節気は半月(2週)間となります.
七十二候(しちじゅうにこう)
二十四節気を「初候」,「次候」,「末候」の3つに分けたものが七十二候です(24x3=72).
.一侯は約5日(365÷72≒5.1)となります.
江戸時代の天文暦学者 渋川春海 が古代中国の七十二候を日本に合うように「新制七十二候」を表しました.
四立(しりゅう)
「立」のつく立春・立夏・立秋・立冬は四立といいます.
この日が各四季の始まりです.
二至二分(にしにぶん)
「至」のつく夏至・冬至,「分」のつく春分・秋分を合わせて二至二分といいます.
各四立の中間点です.
八節(はっせつ)
四立と二至二分を合わせて「八節」といいます.1年にある8つの節目です.
1年を8つに分けるということは,各四季を前半と後半に分けることになります.
四立で各季節が始まり,二至二分で前半と後半に分けられます
1年を八分割するので,各四季が前半と後半に分けられます.
8_冬後半: 冬至 から の前日まで
八節を3分割して二十四節気
八節の1節をさらに3分割すると二十四節気となります.
太陽黄経と二十四節気の関係
1_春前半
2_春後半
3_夏前半
4_夏後半
5_秋前半
6_秋後半
7_冬前半
8_冬後半
少しわかりにくいですが,眺めているとだんだんわかってくると思います.
今日はこれまで.
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