山河海空

自然から日常生活まで,独自の視点でみていきます.

7枚羽の東芝製扇風機を買いました

扇風機

我が家に3台目の扇風機が届きました.1台目がかなりの年代物で部分的に黄ばんできたため,毎年この季節に交換しようかどうか迷っていました.

エアコンは空気の交換が無く同じ空気を何度も使い回すのは健康的では無いし,窓を開けてエアコンを使うのは不経済なため,扇風機で暑さを凌いで来ました.夕方になると虫が入ってくることもあるので,窓に増設した換気扇と併用します.

寝る時は「切」タイマーをかけるのですが,朝起きた時は汗だくです.今回の購入動機は主に「入」タイマー機能です.

では,どの機種を買ったかと言いますと,東芝ホームテクノ株式会社製 F-ALT55.東芝のラインナップでは廉価機で最小限の機能だけです.私の最近の好みとして,家電品はシンプルで機能を使いきれるものを選んでいます.操作方法が簡単であれば,いちいち頭を使わずに無意識に操作できますので.

様々な機能がついていても最初の数時間だけしか興味が無いし,そんなに細かな設定をしなくても使い方の方でカバーします.何かあった時の再設定などしたくありません.難しい設定するのはPCや電話だけで十分です.

使用感

ネットのレビュー通り,シンプルなデザインとシンプルな操作性そして必要最小限の機能と静穏性を全て完璧に持ち合わせています.数千円の買い物ですが,良い選択だったと思います.

なぜ,東芝製?

旧機種が黄ばんできたことは前にお話ししました.やはり東芝製でした.黄ばんだ部分と黄ばんでいない部分を観察すると,使用している樹脂が違うことが分かります.

これは設計時に部分毎の材料の検討をしていることの裏返しで,発熱するモーター部の材質を考慮していることが予想できます.また,電源コードの材質もしっかりしていました.長年の設計経験から強化する部分とそうでない部分を切り分けている点は安心です.

ところで,今回購入したものも東芝製ですが,時代の流れでしょうか,中国製と書いてあります.残念ながらモーターカバーと筐体の材質も同じに見えます.電源コードは外国製の他社よりはややましな材質です.様々なコストダウンをしながらギリギリの材質選定や設計をしている努力が見えます.10年が耐用年数ですと書いてあるので,その位は持つようになっているのでしょう.

ファンの回転はスムーズです.首振り時の動きも安定しています.我が家にある比較的新しい方の扇風機(他社製)の回転や首振りが不安定で音がするのにくらべるとしっかりできています.

モーターシャフトに樹脂製の保護カバーがついていました.コストダウンしながらも輸送時の軸の変形などによる回転ムラは気にしているようです.

日本製の伝統を継承する家電メーカーが減ってきました.半額以下の外国製に対してコストダウンで対抗しても難しいのでしょう.海外生産しても設計思想や経験を加えても,コストとスピードで不利です.

日本家電全盛時の家電は成熟しましたが,だんだん淘汰されてきました.ある意味でビンテージ化していますが,安全安心の為にも,末長く使いそうなものは日本製あるいは準日本製を選びたいと思います.

性能データ

型名:F-ALT55 製造者:東芝ホームテクノ株式会社 消費電力:36W/ 強回転時/ 50HZ 風速:140m/min 風量:41㎥/min 重量:3.8kg 待機電力:0.7W

今日はこれまで.ではまた.